突然、学校や職場で同性に無視されたということ、意外と多くあるケースです。
なぜそのようなことが起こるのか、そして自分の心の持ちようはどのようにすればよいのか。
今回は特に今まで仲が良かったのに、急に無視をする女性心理について、わたしの経験を元に主な原因と解決策をご紹介します。
今心を痛めている方はもちろん、過去にそのような経験がありモヤモヤが解決しないまま現在に至る方も、ぜひ読んでみて下さい。
女性が女性を無視するケース
女性が女性を無視するケースとして、主に2つ。
①そもそも興味がない
元々好きなタイプではなく興味がない人に対しては、存在そのものを意識しないので無視されていると感じます。
この場合は、自分とは関わりのない人だと思って、気にしなくてOKです。
最低限度「挨拶」だけは、自分からしておけば大丈夫です。
②嫉妬している
仲の良かった人や、今まで普通に会話したり接していた人が急に無視してきた場合、ほとんどの理由が「嫉妬」です。
自分にない物を持っていたり(物だけでなく魅力も)、自分には手に入らないものを得ている人に対して、強烈な嫉妬心を抱く人がいます。
どうにもならないから、その人を攻撃するために「無視する」という手段に出ます。
いじめもそうですが、一番相手にダメージを与える方法が無視すること。
悪質なやり方です。そして無視するという行動に出る人は、自分に自信がなく行動力がないケースが多いのも特徴です。
自分が相手に対して悪事を行ったわけではないのに無視された場合、それは自分の問題ではなく相手の問題であることを認識しましょう。
学生時代は「○○を取られた」で無視する
学校で女友達に無視された場合は、「○○を取られた」と感じた時に無視するケースが多いです。
例えば、仲良くしている友達をあなたに取られた!好きな人をあなたに取られた!やりたかった係やクラスの役割をあなたに取られた!という場合。
反則のようなことをしていないのならば、何も気にすることはありません。
いじめのようなレベルで嫌がらせを受けている場合は、必ず親・先生・友達など相談できる人に言いましょう。一方的に無視してくるものの被害がないようなら、ほっておきましょう。自分が嫌だと思うなら、それはいじめです。
わたしの経験談
わたしは学生時代に、クラスメイトの友達に急に無視されたことがあります。なぜ急に無視されたのか、全く心当たりがありません。
すると別の友達に聞いたところ、彼女の好きだった人がわたしのことを好きだったのです。そして、わたしは彼が好きではありませんでした。
彼はわたしに告白する勇気がなかったようで、「振られる」という結果になりませんでした。きっと、ずっとわたしを思っている状態が続いたのが腹立たしかったのでしょう。
わたしからなぜ無視するのか問い詰めるほど仲がよかったわけではないこと、わたしを無視している顔がとても怖かったこともあり、問題にはせず流してそのまま卒業して縁が切れました。
社会人は「出世争い」で無視する
出世争いは、女性同士もあります。どちらかと言うと、女性同士のほうがたちが悪い場合が多いです。
社会人になって、職場の人を無視する場合は「出世の先を越されそう」、もしくは「先を越されてしまった」ときです。
「自分のほうが仕事ができるのに、なぜあの人が先に出世するの?」という気持ちや、「自分よりも成果を出していないのに上司に褒められている!」と感じる場合などです。
しかし、これらの「自分は仕事ができる・成果を出している」という基準はたいてい自分の基準であり、評価に繋がっていないから出世できない現実を理解できていない場合があります。
仕事の成果を出したことをアピールできていなかったり、チームワークが欠けている場合など、自己中心的な仕事をしている人にありがちです。
そのような人から無視された場合はもう学生ではありませんので、正々堂々と上司や人事部などしかるべき人に相談して対処してもらいましょう。
放置していては、仕事がうまく進みません。
わたしの経験談
社会人の女性同士の出世争いに関しては、わたしは若くして管理職になりましたから、いろいろ問題はありました。
若くして管理職に抜擢されるということは、わたしよりもはるかに経験豊富で年齢が上の方がわたしの部下になるということ。部下はほぼ年上でした。
それは管理職を引き受けた時からわかっていたのですが、実際に無視をしてきた女性もいました。きっとご自身が管理職になれると思っていたのでしょう。
わたしがしたことは、結果を出すことのみ。
全員の仕事がやりやすい環境を整え、無駄を省き、残業を減らす。そして数字で売り上げの成果を出す。これだけに集中して仕事をしました。
どれだけ無視されようが、彼女の仕事さえきちんとこなしてくれるならそれでいい、若くても認めてもらえるような仕事をして、結果さえ出せば変わるとわたしは自分を信じていました。
その前にも、わたしが他部署から引き抜きの声がかかった時や、昇進の話が出た時は、決まってわたしに変なことを言うのは女性でした。
「あなたは管理職の器がないから、家庭に入ったほうがいいわよ」と言った人は、結婚しているわたしに嫉妬していたし、女性が女性の足を引っ張ることは、よくあることです。
それを気にするのか、その言霊に押し切られて、人生を諦めるのか。
それとも、自分を信じて自分の夢に向かって駆け抜けていくのか。それは自分が決めることです。
マイナスな事を言ってくる人って本当はそんなこと言いたいわけではないのです。
自分の問題を解決できないから、人に言ってしまう。自信がないから、行動力がないから、ただうらやましいのです。
そう客観的に見ることができれば、ちょっと怒りも落ち着きませんか?
わたしもそんなに強い人間ではないので、夫に相談したり近くで支えてくれる親友がいたから頑張れたこと、そして攻撃してくる人はほんの一部であり、他大勢はわたしを支えてくれる大事な仲間であることを知っています。
わたしが自分を信じることができているのは、学生時代から小さな成功体験を多く積み上げたことによる自己肯定感が高いからです。
小さな成功体験を積むことは本当に大事です。
片道1時間40分かけて通った高校3年間が皆勤賞であったこと、そのような毎日が自分を強くしてくれます。
今もそうです。今日は30分暑いけど走れた。今日は頑張って7時に起きれた(早起きが苦手なので)。ほんの些細なことでもいいので、自分を褒めてあげることです。
無視される経験は、誰にでもあり得ることです。
その経験をどのように生かして、どのような教訓にするのか。
一番は自分を守り、大事にすること。自分を大事にできる人は、他人を攻撃したりしないものです。
では、また。