40代に入ると、少なからず「老後」を想像するようになります。
結婚して10年20年が経ち、この人と生涯共に過ごしていけるのだろうか。
40代は夫婦関係について考えるターニングポイントの時期ともいえます。
夫婦関係のお悩みは本当にキリがないほど。
熟年離婚が増える中、今決断すべきなのか?
ギクシャクする夫婦関係はどうすればいいの?
誰しもが最終ゴールは「幸せ」であること。
では、今悩んでいる夫婦関係の問題はどうすればいいのでしょうか。
今日は40代からの夫婦のあり方について考えてみたいと思います。
40代からの夫婦のあり方
多くのご家庭で、夫婦関係の悩みは尽きないと思います。
SNSが普及したことにより、他人と簡単に比べられる世の中になったことで、悩みはさらに増え続けています。
年代ごとに悩みの種類は変わっていくものの、40代は「老後」も意識していく年代。
「夫(妻)とこの先も一生添い遂げられるだろうか」
今ある悩みから、老後の人生まで想像して、不安は募るばかり…。
解決するには、40代からの夫婦のあり方について重要なポイントが2つあります。
①幸福な人生の優先順位を知る
②モラトリアムという考え方を採用する
順に考察していきましょう。
①幸福な人生の優先順位を知る
実は、幸福な人生を送るためには、優先順位があるとわかっています。
心と身体の健康
↓
つながり・愛
↓
成功・お金
引用元:3つの幸福
まず心と身体の健康が第一にあり、次が人との繋がり、そして最後が仕事などの成功・お金です。
昔のお父さんは「仕事第一、子どもや家のことは妻に任せきり」という夫婦関係が多い世代でした。
もちろん逆パターンもあります(母が仕事優先の場合も)。
家族や友人との繋がりを省いて仕事を第一優先にした為に、熟年離婚になる人が多いのです。
原因は、優先することが間違っているから。
優先順番が間違っているという事に、薄々気付いてきた今の世代の親は、家族を大事にする人が増えてきました。
お父さんが積極的に家事・育児に参加するようになったのも、ここ数年のことです。
それなのに、夫婦関係の問題は後を絶ちません。
なぜでしょうか?
一番の大きな原因として、夫婦共に忙しすぎる問題があります。
夫婦で問題解決するための話し合う時間や心の余裕がない。
子どもができれば人数が増えるので、問題はさらに掛け算方式で大きく増えます。
子育てに対する考え方、教育方針、それらは自分がどのように育ててもらったかという環境の違いからくるものも大きい。
経験値の違う夫婦が共に子育てをするわけですから、意見が食い違って当然。
そこに子どもの年齢が上がってくると学費などのお金問題、さらに仕事が多忙になるタイミングと重なるケースもあります。
それらの解決をする時間、心の余裕がないから、夫婦関係はズレてくるのです。
ここで、幸福な人生の優先順位を知っている人は、冷静になれます。
土台である健康になるためにすること、次に家族や人との繋がりを大事にするためにすること、最後に仕事、と取り組む順番が明確になるからです。
②モラトリアムという考え方を採用する
モラトリアムとは、すぐに答えを出さない猶予期間です。
今夫婦関係で思うところがありモヤモヤするけれど、解決するほどの時間や心の余裕がない場合、それでも今なんとか生活していて、やり過ごすことができているなら、モラトリアム(猶予期間)として保留にするのです。
今、余裕がない状態で夫婦間で話し合いをしようとしても、結果揉め続けるだけです。
もし子どものことで揉めているなら、子どもがあと2年したら卒業するとか、あと1年したら受験が終わるとか、ステージが変わることがあります。
ステージが変われば、夫婦の関係性や悩みも変わってくるので、今なんとかなっているのなら、とりあえず保留にする。
どう考えても保留にできない内容もあると思いますが、なんともならないなら、今は猶予期間としておこう!と思うことができれば、楽になりませんか?
結婚も子育ても「試練」だと思うんです。
夫婦で上手くいかないと思うときは、試練のとき。
思考錯誤しながらも、大きな問題(離婚や別居)にせずに、日々やり過ごしてみることも大事だったりします。
わたしが思う夫婦のあり方
夫婦は家族ではありますが、他人です。
親や子どもとは関係性が違う。別れることが可能だということ。
だからこそ「気遣い」が必ず必要になります。
あなたは毎日、夫婦間で挨拶していますか?
ありがとう、ごめん、助かるわ~とか、小さな気遣いの言葉が本当に大事なんです。
家にいて人に気遣うなんて疲れると思うかもしれないけれど、あくまで他人ですから、気遣いながら支え合いながら、生きていくもの。
わたしは朝が苦手なので、起床時は基本的にフラフラしています。
声も出したくないし、目もあまり開いていない。
それでも夫が「おはよう」と言ってくれるので、声が出たら「おはよう」と返すし、声がでなかったらハミングみたいに音で「フフフ」と返したり、うなずいてうんうん言います。
挨拶しなくなったら終わりだ、という危機感を持って生きています。
40代は複雑な年代です。
それが分っているからこそ、日々の気遣いと感謝を忘れずに、ほどよい距離感で過ごしています。
最後に
抽象度の高い内容ではありますが、すぐにどうこうしなくちゃいけないと焦らず、今をやり過ごしながら、ステージが変わるタイミングや余裕が出た時に具体的にどうしていくかを考える期間でもあるということです。
40代からの夫婦って、そんな期間であると思うんですよね。
なにか参考になることがあれば幸いです。
では、また。
幸せについて書かれたこの本も参考になりますよ。
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