今、若い世代で大流行しているのが、韓国のエッセイ本です。
かわいいイラストに、SNSでの悩み、人間関係の心の持ち方、後悔や疲労などのメンタルについてわかりやすく問いています。
自分を大切にするという当たり前のことを見失う現代ですから、自分が読むのはもちろんのこと、若い世代のお子様にもぜひ読んでほしい本です。
韓国では自殺率がとても高いですが、このようなメンタル本が大ヒットして韓国でも若い世代の方たちが読んでいること、日本でも訳されてヒットしていること。若い世代こそメンタルヘルスの本を読んで自分を守る知識や考え方を知ってほしいと願っていますので、ご紹介させてください。
「私は私のままで生きることにした」
韓国エッセイ本でAmazonのベストセラー1位が、日韓で167万部(2022/8現在)突破したのがこの本。
GOAL(ゴール)は、ごく普通のわたしが、他人を妬むことなく、冷たい視線に耐えながら、ありのままの自分として生きていくために。
学生なら特に狭い人間関係の中で生きています。SNSもみんながやっていて、他人からの視線を嫌でも感じる世の中です。
「数字にまどわされず、でも謙遜しすぎず、自分で考え選択する。しんどいときに、しんどいと言える人になろう。」と言った内容の話が多く書かれています。
わたしが興味深いと思ったひとつに、「幸せは人生の目的じゃない」ということ。SNSで幸せ~!と言っている投稿をよく見かけませんか?実際わたしもよく幸せと言います。
けれど、人生はずっと幸せではないですよね。怒りや悲しみももちろんあります。
寂しくなるし憂うつにもなるけれど、その時間があるからこそ、幸せだと感じることができるのです。そんな当たり前だと思うようなことも、「SNSの幸せ発信を見ていると、自分は敗北者になったように感じる。」そのような闇も現代には多くあるのです。
特に若い世代の子どもたちのSNS依存は、わたしたち親世代が若い頃に経験してこなかったことだけに、子どもを守る手段のひとつとして、このような本は必要ではないかと思うのです。
「ほっといて欲しいけど、ひとりはいや。」
もうひとつ、わたしがいいと思う本がこちら。
「ほっといて欲しいけど、ひとりはいや。」ダンシングスネイル著
人間関係に疲労してしまった人のための「関係デトックス」本です。
悩みのトップは常に人間関係です。誰とも関わらなければ、悩みは減るけれど、人はやっぱり人が必要です。
女友達、ママ友達、男女関係など、相手の言葉に振り回されたり、逆に自分がどうしたいのかどんな気持ちで関わっているのかすら、わからなくなることもあります。
そんな例がたくさんイラストと共に書いてあるので、子どもにもわかりやすく、ほっこりしながら読み進めることができます。
Amazonなら試し読みもできるので、見てみてください。
さいごに
わたしは心理学やメンタルヘルスの本をたくさん読んで勉強していますが、どれもちょっと難しかったり、分厚い本だったりします。
韓国のエッセイ本も分厚いのですが、可愛いイラストがたくさん描いてあって、読んでいて明るい気持ちになれます。
韓国のアイドルが読んでいることで、わたしの娘も韓国エッセイシリーズを自分から欲しいと言いました。
このようなメンタル本に興味を持ってくれることに、親として嬉しく思っています。
現代社会を上手く生き抜くためにも、手に取りやすい本から学ぶことは大事なことです。
お子さまがいらしたら、ぜひ共有して一緒に読んでみて下さい。