太極拳の県大会に初出場してきました。
わたしは太極拳歴、約2年です。
武術太極拳選手権大会は、県大会で優勝すれば全国大会に出場できます。
太極拳のレベルアップをしたい方はもちろん、初心者でも挑戦できますので、参考になれば幸いです。
はじめての武術太極拳大会
わたしは2年ほど、ゆるーく太極拳の教室に通っています。
半年前、先生から「県大会に出てみない?」とお声がけ頂き、昨日大会を終えました。
基本的に誰でも出ることができますが、教室の先生から声をかけて頂くことが多いようです。
種目とカテゴリー
大会は競技種目がたくさんあり、24式太極拳が一番多い人数になります。
24式は、年齢別にカテゴリー分けされます。
60歳以上、70歳以上、40歳以上~60歳未満、40歳未満。
わたしは40歳以上~60歳未満のカテゴリーBです。
わたしのカテゴリーは比較的若く、ベテランも育っているためレベルがとても高いグループになります。
40歳未満は人数が少なく入賞を狙いやすいので、もう少し若ければよかったみたい(笑)
今回カテゴリーBは合計36名、その中で予選通過できるのが12名。
24式太極拳は人数が多いため、土曜日が予選、日曜日が決勝です。
ちなみに、60歳以上女子は70名いました。すごい人気です。
結果報告
2024年2月17.18日
第32回兵庫県武術太極拳選手権大会
女子24式太極拳B
11位(36名中)
予選
わたしは奇跡的に、決勝に残ることができました。
というのも、予選でドンジャオ1回目がゆらゆらして失敗したから。
普段ミスがなくても、大会当日だけミスすることはあるあるだそうです。
問題点は、会場がカーペットということ。
カーペットは所々ゆがみがありました。
歪んだところに足を置いてしまうと、バランスが崩れます。
大失敗…と思ったのですが、わたしはそのミスでふっと緊張がほぐれて、その後の技が全部気持ちよくできました。
ミスを引きずらず、すぐに気持ちを切り替えて次につなげる。
自分の強みを知ったきっかけになりました。
予選は6名で競技します。
6分以内に終わらせないと大きな減点になるため、自分と同じようなリズムの選手を早々に見つけて同じようにすすめました。
初心者は時間配分が難しいので、近くにレベルの高い選手がいたので、すごくラッキー。
ただ、時間をマネする選手を間違えると、共倒れ(時間オーバー)になります。
先生から「決勝に出て!」って言われていたので、少しは恩返しができたかな。
あとで動画をチェックすると、みんなバランスを崩していたので、緊張度がすごかったようですね。
決勝
決勝は12名が出場しました。
わたしは総合得点が8.00で11位に終わりました。
1位の全国大会出場選手は8.74、12位の選手は7.73でした。
ちなみに9位と10位の選手は8.01だったので、0.01の差で大きく順位が変わります。
おしい!
決勝は2名ずつ競技します。
素晴らしい経験者ばかりなので、誰とペアになっても、貴重な経験ができます。
上位選手と同じ舞台で競技できるということは、経験値が上がりますから。
選手権なので、女性同士バチバチしてるのかと思いきや、めちゃくちゃフレンドリー(笑)
初心者のわたしにとても気遣ってくださって、立ち位置や動線など教えてくださいました。
「また会えるといいですね」ってみなさんが言ってくださり、心から感謝です。
決勝は、予選でゆらゆらしたこともあり、先生から腹圧についてアドバイスしてもらいました。
大会でミスしたことがトラウマになる選手が多いようで、先生も気にしてくださったのだと…ありがたいです。
でも、わたしはトラウマになるほど深刻に考えていなかったので(笑)、いつも通りやるだけです。
本番では、ふたりだけ。
向きが違うと、目の前に人がいないので、24式すらちゃんとできているか不安になってきました。
途中でもう一人の選手が遅くなってきて、「あれ?わたし早すぎる?何か技飛ばした?」って、不安に駆られました。
あれ?あれ?って思いながら、身体は勝手に動きます。その時の動きは超適当(笑)
でもすぐ切り替えて、まあいっか。と今に集中しなおして、進みます。
予選のようにすごくゆらゆらはしなかったけど、ゆるくゆらゆらして、イマイチ決まらず。
でも、これがわたしの今の実力だと思いました。
終わってから「技とびませんでした?」って聞いたけど、ちゃんと全部やっていたようです。
今回学んだことは「経験がものを言う」です。
高レベルの選手をこの目で見て、自分と何が違うのか、よくわかりました。
あ~そういうことか、と腑に落ちたのです。
わたしの場合は、圧倒的な経験値と練習量が必要でした。
神戸マラソンが終わって、大会までの3ヵ月で仕上げたので、毎日練習しました。
5分の日もあれば、3時間の日もありました。
無意識レベルで24式が正しくできるようになるには、3ヵ月では全然足りない。
マラソン大会と同じで、大会はどんな競技であれ、どれだけ時間をかけたかです。
週2回走っているなら、週4回走る。
時間をかけて、向き合う頻度を上げることが、うまくなる方法。裏技はありません。
わたしはラスト1か月に数回練習会に参加することができ、全国大会に出ている選手の方や先生方と一緒に練習する機会に恵まれました。
レベルの高い環境に身を置けたこと、先生が全国大会選手であることが、決勝までいけた理由です。
たった2年、ゆるくやっていただけのわたしが県大会に出るということは、ある意味、怖いもの知らずの挑戦だったようです。
武術を極めている先生に声をかけて頂いたときに、神戸マラソンを取るか、太極拳の県大会を取るか少し悩みました。
時間は有限だから。
けれど、どちらもやりたい。
結果、太極拳の練習がギリギリになってしまったけど、挑戦そのものに対しては何の不安もなく素直に「はい」と言って出ることを決めました。
やりたいことは、全部やろう。欲深く生きよう。
人と運に恵まれて、ただただ感謝です。
たくさんの応援ありがとうございました!
では、また。
<太極拳シューズ>
底が薄くて足裏の感覚がよくわかります。
専用シューズは絶対買ったほうがいいです。上達がはやいです。
<ストップウォッチ>
大会に出るなら、必ず必要です。
何度も何度もタイムを測って練習しましょう。