今日本で最もチケットの取れないピアニストが反田恭平さん、といわれるほど本当に手に入りません。
そんな中チケットをゲットされたなら、120%反田恭平ピアノ・リサイタルを楽しみたいですよね。
わたしは幼少期にピアノを長年習い、学生時代は吹奏楽部のクラリネットソロパート担当、コンサートマスターをしていました。
数多くのクラッシックコンサート演奏会を聴いてきた経験を元に、初心者でもクラッシックコンサートを楽しむ方法を、難しいことは抜きでご紹介します。
120%反田恭平ピアノ・リサイタルを楽しむ方法
旅行もそうですが、準備する期間も楽しみましょう。
具体的に3つ、ご紹介します。
①演奏する曲を何度も聴いておく
はじめて聴く曲よりも、耳馴染みのある曲のほうが、間違いなく感動します。
大好きな歌手のライブに行くときと同じで、知っている曲は口ずさんでしまいますよね。
演奏する曲をコンサート当日までに、できるだけたくさん聴いておくことが重要です。
例えば、自分が散歩しながら聴いていたら、その時の感情が曲に「個人の思い出」として記憶されます。
嬉しい時に聴いたり、悲しい時に聴いたり、自分の思い出と演奏する曲をリンクさせる作業こそ、生涯忘れられないコンサートを作る方法なのです。
わたしの場合は、コロナ禍に反田恭平さんが弾く「シューマン/リストの献呈」という曲をよく聴いていたのですが、コンサートの時にアンコールで偶然弾いてくださったんです。
コロナ禍の孤独な記憶、視野が狭くなったような感覚や、ウクライナの戦争など悲しいニュースもあり、涙が止まらなくてあの日のコンサートは一生忘れることはないでしょう。
コンサート当日の曲目はあらかじめ発表されるので、YouTubeで検索して、何度も聴いておきましょう。当日、必ずあなたの心に響きます。
参考:反田恭平 ピアノ・リサイタル2023
<反田恭平 ピアノ・リサイタル2023>
スクリャービン:幻想曲 ロ短調Op.28
https://www.youtube.com/watch?v=xV_7nOxeFi4
ラフマニノフ:前奏曲 ニ長調 Op23-4
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op36
ショパン:バラード第2番 ヘ長調Op.38
ショパン:バラード第3番 変イ長調Op.47
ショパン:バラード第1番 ト短調Op.23
ショパン:バラード第4番 ヘ短調Op.52
②とびっきりのおしゃれをする
クラッシックコンサートに行く機会なんて、滅多にありません。
少し出費をしてでもおしゃれをして出かけましょう。
できれば「上品」に見えるように、シンプルなワンピースや季節に合うジャケットなどがおすすめ。
夏は冷房で身体が冷えますので、ストールを持参すると安心です。
反田恭平さんの著書の中には、こう書かれています。
「コンサートホールはオシャレをして来なくても全然構いませんよ。ジーンズやラフな格好でも大歓迎です。普段着のままリラックスして来てくださいね」
引用:終止符のない人生
わたしのようにオシャレしたい人もOK、ジーンズにTシャツでもOK!!
③双眼鏡を持っていく
クラッシックコンサートの醍醐味は、演奏する姿をみることができること。
音楽家って、指だけでなく、全身で演奏されるんです。
わたしはその姿をみるのが好きで、双眼鏡でどんな表情なのかガン見します。
特に反田恭平さんの場合は、お顔に曲の感情が現れています。
また、音に深みを出すために増量したという大きな身体から伝わる演奏姿も、見ごたえがあります。
さいごに
芸術も音楽も、入り口は難しいように感じるんですが、感性は個人のもの。
どう感じてどう受け入れて自分のものにするのかは、人それぞれでいいんです。
今回はわたしの楽しみ方のコツをご紹介しましたが、全く知識を入れずとも、演奏会を楽しめる人はそれでいい。
演奏会に行ったことで、なにかひとつでも自分の中で「気付き」を得ることができれば、演奏家としてこれほどうれしいことはないと思うのです。
音楽家はこの日を迎えるまでに想像をはるかに超える練習をし、学び、体調管理を徹底して、全力で演奏されることを知っているので、わたしはわたしにできる最大限の準備をして音楽の世界に没頭するだけ。
あなたもコンサート当日までの準備期間を、ぜひ楽しんでみて下さい。
では、また。
※反田恭平さんの本は小学生でも楽しめる読みやすい内容でした。その人を知るって、第一歩なんですよね。
2023年のピアノ・リサイタルの感想はこちらのブログをご覧ください。
2022年反田恭平さんのコンサートに行ったときの感想ブログはこちらをご覧ください。
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