最近、フリルやレースがついた色っぽい下着をめっきり見なくなったと思いませんか?
そして現在売れ続けているのは、ユニクロで大ヒットしたワイヤーのないブラトップです。
その変化の大きな理由は、フィットネスブーム・マラソンブームです。
あなたは今、どのようなものを身につけていますか?どんな下着が快適ですか?
今日は「運動×下着」の時代の変化について考察してみたいと思います。
色っぽい下着が消えた背景
セクシーな下着が売れなくなり、現在はワイヤーのないブラトップが主流になってきています。
そこには、時代による「女性が求める身体の理想」が関係しています。
わたしたちが若い頃20年前くらいは、男性受けする女の子っぽい下着を身につけるのがよいとされていました。ブラジャーも盛れるものが大ヒットしましたよね。
身体も藤原紀香のようなグラマラスな身体に憧れて、峰不二子ちゃんボディになりたい女性がこぞって紀香の本「紀香バディ!」を買いました。
しかし女性も運動をする人が増えてきたことで、時代は変化してきました。そのきっかけがマラソンの高橋尚子選手だったのではないでしょうか。
今までのイメージを覆すようなアイドル的女性ランナーが登場したことで、可愛い笑顔のQちゃんにみんなが魅了されました。Qちゃんの存在が「女性が走る」ということに興味を持つ、大きなきっかけだったのです。
そして実際に走りたくなるきっかけを与えたのが、モデルの長谷川理恵さんです。「女性が走るって、こんなに美しくてカッコいいんだ!」これが女性のランニングブーム到来のきっかけ。
ここからカッコいいウェアが続々と発売されるようになり、マラソン大会は過酷でつらいものという印象から、オシャレなウェアを着て参加したい!という風潮になりました。
一般女性がランニングをするようになり、フィットネスが多く浸透してきたことで「健康的な身体」に憧れる時代になってきたのです。
その影響で色っぽい下着は売れなくなり、健康美を象徴するようなスポーツブラ・ブラトップが主流になりました。
わたしが思う下着について
わたしは毎日のように運動をしているので、基本的に普段着がスポーツウェアです。そのため、日常的にスポーツブラをしています。
以前は定期的にランジェリーショップできちんとサイズを測って、ワイヤーの入った胸をしっかり固定する下着を購入していたものですが、ここ数年ですっかり通わなくなりました。
もし独身だったら…今でも勝負下着を購入していたのかな?
と考えてみたのですが、元々ピンクやレース・フリルといったかわいい下着が好みではないこともありますが、男性目線で下着を選ぶという思考が嫌だと思いました。
自分が身につけるものは、自分が心地よく、今の健康的な身体をきれいに見せてくれるシンプルで素材が上質なものがいい。
最近素敵だと思ったのは、女優の長谷川京子さんが作られた下着ブランド「ESSby」
彼女が作った下着には、余計なものは一切付いていなくて、あくまでもシンプル。背中のあいた服も着こなせるように下着の曲線にもこだわったそう。
これからの時代、下着で自分を飾るのではなく「主役はわたし」であるのです。
あなたはどんな下着でこれからの人生を過ごしますか?
では、また明日。