わたしはヴィッセル神戸のサッカー観戦を日常にしたいと思い、定期的に通っています。
そこで、スタジアムで観戦したときに、大きなものを得ている事に気付きました。
サッカー観戦を日常にすることのメリット、そしてイニエスタ選手にまとうオーラについて考察してみました。
どうぞ、お付き合いください。
サッカー観戦を日常にする
日本では、サッカー観戦は「特別イベント」的な位置付けです。
サッカー大国であるドイツでは、週末は家族みんなでスタジアムに行き、市民が日常的にサッカー観戦をするそうです。
わたしは昔から野球ではなくサッカーが好きだったので、サッカー観戦は時々行っていたのですが、日常の一部のように定期的に行くようになったのは、ここ数年のこと。
サッカースタジアムが神戸市内にあるので、行きやすいということが大きな理由ではありますが、サッカーが好きな人が身近に多いことがきっかけです。
年配の知人ご夫婦が、ヴィッセル神戸の年間シートを購入していて、毎試合必ずご夫婦で観戦していると知りました。
まさに、ドイツのご家庭のように、生活の一部になっている人がいることを知ったのです。
数年に一度行くような「特別」ではなく、「日常」として。
しかし、みんなが日常にできない多くの理由は、価格だと思うんです。
上の方のシートでも大人3,500円~、選手に近いシートになると5,500円~、家族全員で行くと毎試合はちょっと…というのもわかります。
他にも、駐車場がいっぱいで車が止められないことや、最寄り駅が小さいことなども、日本らしいと言えますね。
しかし、年間シートなら一回の観戦代は低コストで可能です。駐車場も予約ができる事を知らない人も多いのです。
ドイツがサッカー観戦で成功している理由
①スタジアムの規模が大きい
ドイツは収容人数8万人くらいの規模があります。
日本のサッカースタジアムは、海外に比べて比較的小規模であることが多いです。
例えば、ノエビアスタジアム神戸の収容人数は約3万人。しかし、多くても2万人位しか観戦に来ていません。
②クラブを応援する文化
ドイツは世界的にもトップクラスのサッカー強豪国の一つであり、レベルが高いため、優れたプレーを見ることができます。
また、好きなクラブチームを応援するという国民的文化があります。
③低価格設定
ドイツでは2,000円くらいの立見席があります。
「経済的な理由でスタジアムに行けない人を作ってはいけない」と、スタジアムによってはもっと低価格なシートを設定している場所もあります。
ヴィッセル神戸の運営側が3万人満席を希望しているのかはわかりませんが、集客に苦戦しているようにも感じています。
しかし、3万人満員のスタジアムを想像するだけでワクワクするし、選手もパワーをもらえるはずです。
ヴィッセル神戸も市民感謝デーなど、低価格で観戦できる日を定期的に設定しているので、価格で踏みとどまっている方がいらしたら、ぜひチェックしてみてください。
日常にするメリット
わたしがサッカー観戦を日常にすすめる理由がふたつあって、そのひとつが地域活性化。
神戸市兵庫区にはワールドカップを開催したノエビアスタジアム神戸という、素晴らしいスタジアムがあります。
神戸市民はもちろん、サッカーを通して神戸の街が活性化するなんて素敵だと思うのです。
Jリーグ全国のスタジアムが同じように活性化すれば、もっと全国的に潤うのではないでしょうか。
日常的に観戦する人が増えれば、その輪は広がります。
そのためにも、Jリーグのレベルが上がることが第一ですが、選手もまた応援の力で向上していくのです。
わたしはサッカー観戦はずっと前から好きだったけれど、日常の楽しみになったもうひとつの理由は、ここ数年、たくさんの人と喜び合う機会に飢えていたからなのかもしれません。
以前はよく行っていた、安室奈美恵さんのコンサートだったり、大きなイベントがなくなってきた代わりに見つけたのが、ヴィッセル神戸だったんです。
今を全力で生きている人を目の当たりにすると、そうだった、これだ人生だと、何かしらの気付きを得ることができます。
人は年を重ねていくと、変化を嫌う傾向にあります。
そこで、変化を受け入れて成長して生きていくためには、人の影響を受けるのが一番手っ取り早くて、効果があります。
今を全力で生きている人に、会うこと。
サッカー観戦をしていると、時々目頭が熱くなるような瞬間があります。
感動だけではなくて、悔しかったり、腹立たしいことも、多くの感情が溢れるんです。
その瞬間を得るために、スタジアムに足を運ぶ。
そこでどんな気持ちになって、どう生きていこうと思うのか、その感動を自分は何に変えることができるのか。
そのチャンス、機会を得るために、わたしはサッカー観戦をしているのです。
例えば、イニエスタ選手の話をさせてください。
イニエスタ選手のオーラ
ずっと神戸にいてほしいと願っているひとり、アンドレス・イニエスタ選手。
イニエスタ選手が神戸にきたばかりの頃。
ノエビアスタジアム神戸を多くのスタッフと一緒に彼が見学している姿を、わたしは偶然目にしたことがあります。
あまりの自然な感じに、本当にイニエスタ選手本人なのか目を疑いました。
ふと思い出したのが、歌手の郷ひろみさん。
彼とも同じエレベーターに乗ったことがありますが、普通の一般人のようでした。ただ、優しさだけが伝わってきました。
わたしはプロの世界のことは全くわかりませんが、それでもあるものを極めた人に共通するものがあると思っています。
それは、その人のまわりにある穏やかな空気、不思議なくらいゆったりした優しいものがまとっているのです。
それがオーラなのかもしれない。
イニエスタ選手は特に明白で、プレー中は素早く動いているはずなのに、彼を取り囲む空間がなぜかスローモーションのように美しく穏やか。
本当のプロというのは、威圧感が一切ないんです。
国体選手であるわたしの太極拳の先生もそうだし、ピアニストの反田恭平さんや、クラリネット奏者のカール・ライスター氏もそうだった。
反面、成長過程のグイグイ生きている人にはそれは感じなくて、またそれがいいのだけれど(笑)
わたしは元ホテル業という職種柄、多くの著名人や芸能人に会う機会がありましたが、イニエスタ選手のように、独特のスローモーションオーラが出ている人は稀です。
ぜひ、多くの方にスタジアムでそのオーラを見てほしいです。
イニエスタ選手だけ、なぜかスローモーション、なぜかものすごい余裕感。
レベルの違いに、必ず驚くはずですから。
「これが世界か~」とつぶやいてきてください。
もう一度言いますが、何も変化をしない人生ではなく、自分から変化のある人生にしましょう。
それには、影響力のある人に会うこと。
なにを得て、何を感じて、何を人生に生かせることができるかは、あなた次第なのです。
では、また。
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