4月になりました。
新入社員になる方・転職・部署移動など、新しい環境で働くときに何に気をつければスムーズに仕事や人間関係がうまく進むでしょうか。
わたしは新卒で外資系ホテルに就職しましたが、何も知らない学生でしたのでとても苦労しました。
転職はしていませんが、数年ごとにホテル内の部署移動を繰り返し11年勤務しました。
新しい環境に飛び込むときのコツ、管理職になった時に早く結果を出すにはどうすればいいか、わたしなりの学びをご紹介します。
新しい環境での人間関係
①見た目9割
人は第一印象の見た目で9割を判断される
特に入社してはじめの1週間は、身だしなみを丁寧に整えておくことが大事です。
アパレルなどではなく一般企業なら、はじめはベーシックなスーツや髪色など、40代50代の世代にも受け入れられる身だしなみを心がけましょう。
はじめの印象がよければ、可愛がってもらえるので得しかないです。
②自己開示する
「自己開示」とは、他者にありのままの自分をさらけ出すこと
わたしはこの自己開示がうまくできていなかったせいで、入社して数カ月たっても同期に「裏があるに違いない」と思われていました。
第一印象がよくいつもニコニコしているわたしは、かなりあやしかったようです…。
仲良くなってからそれを聞き、自分が一番びっくりしました。
それからは部署移動するたびに、自己開示は積極的に行ってきました。
・休憩や食事のときは自分から話しかけていく
・過去の仕事の経歴や何をしてきたのかを積極的に話す
・家族の話や自分の失敗体験などを話す
管理職になったときの結果の出し方
①前のやり方はとりあえず横におく
転職や部署移動の場合「前の部署ではこうだった・わたしはこのやり方をしてきた」ということはとりあえず横において、今ここでどのように仕事が進んでいるのか把握しましょう。
それを知った上で、仕事内容の改善を行うことが大事です。
②キーパーソンや人間関係を把握する
管理職として配属になった場合、人間関係の上下やキーパーソンとなる人が誰なのかを知ることです。
長く勤務しているパートのおばちゃんがキーパーソンになることもありますし、誰に相談すればいいか、誰に指示すればいいか、逆に誰に言わないほうがいいのか。
この人間関係の流れを早くつかむことで、仕事が円滑に進みます。
休憩や食事の時間にご一緒して、世間話などから探ってみましょう。
③1ヵ月以内に改善点を見極め、3ヵ月以内に結果を出す
管理職として配属になったからには「仕事ができる」とまわりの人が認めてくれること、結果を出すことです。
1ヵ月以内に仕事内容や全体の流れを把握し、改善点や数字を上げる方向性を探ります。
できる事からすぐに取り組み、3ヵ月以内に何かしらの結果が出るようにすること。
簡単なことでもいいので「管理職がきたことでの変化」を早い段階から結果として出すことで、まわりのスタッフにも会社のトップにも認めてもらう必要があります。
わたしの場合は(ホテル業)まず無駄な仕事・時間のかかる作業を排除しました。古くて効率の悪い備品を取り換えたり、システム化することで手作業のチェックを減らしたり、仕事の効率化を徹底的に見直しました。
長年同じ部署にいると仕事内容が当たりまえになり、何が無駄なのかわからなくなります。
新しい視点で変更し改善できるのが、部署異動したり管理職で配属になったときのメリットです。固定概念がないからこそ、明確にみえてくるものが多くあります。
またスタッフの満足度向上になることを探り実行する、売り上げにつながるプランを考えるなどです。
わたしが新しい環境でしたこと
新しい環境って本当にストレスがかかることですよね。
わたしは一つのホテルで多くの部署異動をしてきました。
同じ会社内なのに全く違う仕事内容なので、毎回異動するたびに新人です。
長年社員をしていても、そこではなにもわからないのです。
だからこそ、新鮮な気持ちで仕事をすることができたし「教えてください」と素直に学ぶことの大切さを知りました。
新しい環境に飛び込むことは、今までの慣れた環境を手放してまた一からの挑戦ですから、つらい事もたくさんありました。
けれどこの挑戦をし続けたからこそ、たくさんの部署を経験してホテル全体を広い視野でみることができるようになりました。
慣れるまでは帰宅後毎日倒れるように寝ていた日々でしたが、必ず成長できます。
新しい環境へ飛び込むみなさん、応援しています!
まとめ
特に新入社員の方は、素直に学ぶ姿勢がとても大事です。
挨拶をする、メモを取るという当たり前のことはもちろんですが、ワクワクしながら仕事をはじめてくださいね。
最後に産後の仕事復帰をする方は、くれぐれも無理のないように、周りの人に頼ることを自分に許可してあげてください。
では、また明日。