「この話、言った?」
わたしはこのセリフをよく言うんです。
前に話したような気もするし、まだ話してないような気もする。
同じ話を2回するのは嫌なので、話す前に確認しているんですよね。
何度も同じ話をする人は、記憶力が悪い、高齢で物覚えが悪くなってきたことが原因だと思いますよね。
実はそれだけでなく、受け手(聞く側)にも原因があるんです。
家族などの身近な人が、同じ話をよくすると感じる人は、あなたの聞き方を変えると解決します。
どうぞ、心当たりがある方は続きをご覧ください。
同じ話を何度もする人
同じ話を何度もする理由は、ほぼこれです。
・自慢したい
・伝わったか不安
・誰に言ったか覚えていない
わたしも同じ話をよくしてしまうタイプです。
そもそも記憶力が悪いんですが…
面白いことがあったら10回言ってもいいくらい、聞いて欲しいんです。
家族全員に一気に言えたらいいけど、バラバラに話していくと「あれ?話した?」となってくる。
しかも、わたしの場合はブログやSNSに書いたり、友達に言うこともある。
誰に何を言ったか、わけがわからなくなる。
だから「この話したっけ?」と、念のため確認しているわけです。
たいてい「聞いてない」と言われるんですけどね。
同じ話を何度もされる人
同じ話を何度もされやすい人、というのもあります。
結論は、リアクションが薄かった人です。
よくドラマでありそうですが、妻が夫に一方的に話をして、夫は新聞とか読みながら聞いているのか、聞いていないのかわからない場面。
これ、同じ話を何度もされる人のパターンなんです。
話し手は、関心してほしい
それなのに、リアクション薄いし、話もあまり聞いていない。
新聞夫のような人は「話をした人リスト」から外れてしまうんです。
リストに載っていないから、また同じ話をされるんです。
話した時の記憶が薄いなら、すごく関心したように反応すると記憶に残ります。
「へ~ふ~ん」よりも「そうなんですね、勉強になります!」とか、言われたらもうその話はされません。
関心してくれた人リストに入れるように、リアクションしてみましょう。
「それ前も聞いた」と言う人
「それ前も聞いた」とか「よく同じ話するよね」と本人に言っちゃう人。
何度も同じ話をされて、イラッとした態度が出ています。
その態度が原因でもあるので、また繰り返されます。
「人は、感心してほしいものだ」と知ると、納得しませんか。
コツは、2度3度とその話を聞いたと言わないこと。
面倒だと思っても「勉強になります」とか言えば、相手は認められたと感じるんですから。
わたしは何度も聞く
人の話が素直に聞けなくなったら、それは自分の問題として捉えます。
自分の心が穏やかだったら、多少のことはさらっと流せるし、同じ話も好きな人から聞くのなら何度でも聞いていいと思っています。
穏やかに話が聞けないときは、自分の心の問題の場合が多い。相手ではなくてね。
疲れているなら休む、時間がなくて焦っているなら今しなくていいことを後回しにしたり、心の余裕を取り戻すことを考えます。
別の例になりますが、ジムでいつも同じ話をするおばあちゃんがいたんです。
わたしがストレッチをする横で「しんどいのに走るなんてすごいね~、わたしなんて50mも走れやしない。ジムにくるために30分歩くので精一杯」という話。
独り暮らしのおばあちゃんは、80歳超えても30分歩いてジムに通うことを誇りに思っていたんです。
毎回同じ話だったけど「30分も歩くなんてすごいことですよ!」とわたしはいつも言いました。
リアクションを大きくしても、認めても、同じ話をする人はいます。
全員が同じように満足するわけじゃない。
おばあちゃんはその話をするために、ジムまで毎日歩いているんですから。
ランニングもそうで、毎日5キロ走っても、毎回違う5キロ。
「また同じ話をしている」というのは、認めてもらえていないと感じるから繰り返すこともあるし、おばあちゃんのように言葉は同じようでも、違うこともある。
人との繋がりは、ほんの一部だけみて判断するのではなく、ちょっと視野を広げるとまた関係性が変わってくるように感じます。
ジムのおばあちゃんは少し前に亡くなってしまって、もう30分歩いた話は聞けなくなってしまったけれど、ジム通いの日々が楽しいものだったならうれしいなと思い出します。
では、また。
言葉選びに苦戦するタイプの方は、こちらの本もおすすめです。
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