とうとう、貧血が治りました。治しました。
もうすぐある神戸マラソンにギリギリ間にあって、とても嬉しい反面、今回の貧血で思うところがたくさんありました。
現在、ランニングによる貧血に悩んでいる方、鉄分不足で貧血気味の方に、わたしの貧血経験が参考になればうれしいです。
3ヵ月で鉄欠乏症貧血を治した経緯
「ランナー貧血」という言葉があるように、ランナーさんは鉄不足による貧血を抱えている人が多いです。
わたしは今年8月に貧血が発覚して、今日11月に最終検査結果が出ました。
なんと、たった3ヵ月で貧血の数値が改善したのです。
3ヵ月飲み続けた鉄剤は、もう不要とのこと。
学生時代に重度の鉄欠乏症貧血を経験したときは、ヘモグロビン値6で完治まで丸2年かかりました。
ヘモグロビン値11以下は貧血です。
今回は8月にヘモグロビン値9スタート、2ヵ月後の10月にヘモグロビン値12まで回復。
念のため、さらに1か月鉄錠を飲み、11月に完治。
鉄剤3ヵ月飲んで、貧血が治りました。
酸素を運ぶヘモグロビンが足りない
→全身の細胞に酸素がいかない
→めまい・頭痛・息切れの貧血症状が出る
貧血になったとき・治ったときは自分でわかる
貧血の具合は、検査しなくても自分でわかるようになりました。
過去に貧血経験があること、ヨガの教えでもある「身体の声を感じること」を意識していると、不思議とわかります。
貧血のはじめは、ランニングで走れなくなり、氷を異常なほど食べたくなりました。
鉄剤を飲み始めて、2キロしか走れない底辺から1か月で10キロまで回復。
2ヵ月経つ頃には、20キロも走れるように。
けれど油断したのか、10キロ全力走の翌日、インフルになって高熱。
鉄分が補充されてきて日常生活はなんら問題なく過ごせるけど、フルマラソンの練習量ほどの回復力はまだなくて。
それなのに走るもんだから、免疫力低下が招いたことです。
でも日に日に走る距離が伸びてきて、ゆっくりなら酸素不足をなんとかクリアしながら身体が動くようになりました。
速いスピードは全くだめ、練習してもすぐ撃沈。
でもひつこくチャレンジしてみて、やっぱりダメかという日々です。
鉄分が足りてきた時に感じた症状もあります。
食事が変わりました。
貧血がひどい時は、ひじきの煮物が食べたくて、鉄分のヨーグルトドリンクも大好物に。
病院の鉄剤を飲んでいるので、どちらかというと取り過ぎはよくないので、鉄分ドリンクは飲まなくていいんです。
それなのに、飲みたくて身体が求めているかんじ。
大好きだったコーヒーも、鉄の吸収率が下がるから飲まなくなりました(欲しくない)。
それが、2ヵ月くらいから徐々に、ひじきの煮物を作っても食べなくなりました。
鉄分ドリンクも飲みたいと思わない、なぜかコーヒー欲が復活。
ふと、身体から微妙な「鉄」のニオイがする気がする。
あ、鉄が足りたんだ。
もういらないのか。
これが貧血が完治した、今の自分の身体の変化です。
なぜ2023年に貧血になったか分析する
ここ数年ずっと健康だったので、なぜ今年貧血になったのか。
わたしは定期的に婦人科検診に行っていて、今年も行ったばかりでした。
そのため、女性特有の病気はありませんでした。
貧血が重症化している人で、子宮の病気が隠れている人も多いです。
日本人の平均閉経年齢は、約50歳と言われています。
その前後45歳~55歳くらいの10年間が更年期にあたり、早い人は30代40代前半でも症状が出ます。
わたしのまわりの友人に聞いても、やっぱり微妙な年代に差し掛かっていると感じます。
貧血がひどい人は、子宮の病気がわかったり、更年期の影響で生理が重く出血量が多い人も。
貧血は内科で血液検査をして終わりではなく、婦人科も受診することがわたしたちの年代は大事だと実感します。
今回、わたしは婦人科で問題がなく、それなのになぜ貧血になったのかを考えてみました。
思い当たることがふたつ。
①今年の異常な猛暑の影響
暑い日が長いということは、それだけ汗をかく量が例年より多いということ。
ランナーに貧血が多いのは、汗と共に鉄が流れるからです。
今年だけ貧血になったランナーがわたしだけでなく、他にもいることを知りました。
わたしは4年ぶりのフルマラソン挑戦があり、室内のトレッドミルではなく外ランが多く、猛暑により大量に汗をかいた。
暑い日でも夕方や夜に、外に走りに行くようになった。
もしマラソン大会の予定がなかったら、30℃を超える猛暑に外を走ろうなんて考えなかったはず。
ジムのトレッドミルで走るか、プールに行っていたと思うのです。
「汗の量が増えた」これが貧血を引き起こした原因だと考えられます。
②走る距離が増えたのに同じ食事
距離が増えるということは、それだけ体力を使って疲労度も増えます。
今までと同じ食事では栄養が足りなかったのかもしれない。
そりゃそうですよね。
暑い日にフラフラになるまで走って、汗かいているんだから、出ているものを補わないと。
プロテインを飲んで、鉄のサプリメントを取っていたので、油断していた。
普段から食事には気を使って栄養を取っているつもりだったけれど、年齢を重ねている分、もっと慎重になるという基本的なことを再確認しました。
・鉄分を積極的に食事から取る
・鉄の吸収率を上げるために腸内環境を整える
貧血が治って思うこと
もしかしたら今年貧血になったのではなく、もっと前から貧血症状はあったのかもしれない。
フルマラソンの挑戦により、貧血が発覚してよかったのか、無理したから貧血が重症化したのかはわかりません。
数値としては回復してきたけど、調子が悪い時期に思うような練習ができなくて、走力に関しては全然思うようにならなかった。
それでも、絶対に神戸マラソンまでに貧血を手放すと決めていました。
ヘンな話かもしれないけど、貧血だからマラソン大会の練習ができないとか、当日DNS/DNFになってもしょうがないとか、逃げる理由を作りたくないって思ったんです。
絶対良くなってみせる!くらいの意気込みでした。
鉄剤飲みながらいっぱい走って汗でまた鉄を流して、どうなることかと思ったけど、ちゃんと身体はわたしの努力を受け入れてくれた。
もしわたしが逃げの理由として貧血でもいいや、と思っていたなら、鉄剤を飲んでいても3ヵ月で回復していなかったと思う。身体って本当に繊細だから。
今年の異常な猛暑と久々のフルマラソン挑戦が重なったことは、きっとわたしにとって偶然じゃない。
ほとんどのランナーさんが今年の長い夏に苦戦した、特別な夏になったはず。
その答えは、神戸マラソン当日に出ると思うんです。
答え探しも含めて、とても楽しみです。
人生とは、経験を積むこと。
では、また。
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