運動している親を持つ子どもは、運動に対して何かしらの影響があるでしょうか?
わたしは元々は運動をしてこなかったタイプです。
今は筋トレ・ランニング・水泳・ヨガ・太極拳など多くの運動をしていますが、子どもの手が少し離れてきたタイミングで始めたこと。
では母が運動をはじめたことで、我が子に影響がどれぐらいあったのか経験談を元にご紹介します。
運動する母が子どもへ与える影響
わたしが運動をはじめるまでは子どもの運動は、日々の公園での遊び、幼稚園や小学校での運動、そして習い事の「スイミング」だけでした。
しかしわたしが運動をはじめた頃、運動に興味を持ち一緒に参加するようになりました。
わたしが大事にしている言葉、「人生は経験を積むためにある」
わたしの運動を通して、子どもたちが「経験」できたお話しを3つご紹介します。
スイミングスクールに長年通う
今の時代は小学校でしっかり水泳指導がされなくなりました。
泳げる子は泳ぎ、泳げない子は泳げないまま。
理由は水難事故が多いこと、温暖化による熱中症リスク、コロナ禍によるプール廃止など、水泳指導は年々無理をしない指導に変わってきています。
そのため、泳ぎを学びたい子どもは水泳教室に通う必要があります。
個人的にわたしが思うことは、習い事の中で「水泳」はしておいたほうがよい。
水難事故から自分を守る術は、泳げることが必修であるからです。
そのため、我が子は赤ちゃん期から水泳教室に入れてバタフライまですべて習得しました。
今、水泳が何かに生かされているわけではありませんが、一度覚えた泳ぎは身についているので何年も泳いでいなくてもちゃんと泳ぐことができます。
わたし自身は泳ぎを学校で学んだ程度ですが泳げるので、子どもが水泳教室の時間は隣のレーンでわたしも泳ぐという方法で時間を有効に使っていました。
すぐ近くで子どもの泳ぎもみれますし、コーチとも顔見知りになれるのでおすすめです。
ただし、他のママ・パパに水着姿をみられます(笑)
地域の小さな親子マラソン大会に参加
わたしが地域のマラソン大会の3キロに出ることにしたのがきっかけで、子どもとパパも一緒に親子マラソン1キロに参加することになりました。
なんと!親子マラソンで2年連続1位をとり表彰台にあがる結果に。
わたしが出なければ、絶対参加することのなかった経験です。
毎日のように走るわたしに、時々ついてきて一緒に走る練習をしました。
これは子どもも頑張りましたが、普段運動をしないパパが参加したことが特に驚き。
家族の過去最大の素敵な思い出ができた瞬間です。
子どもがトライアスロン大会に出た
わたしのデビュー戦であるトライアスロン大会に、キッズ部門がありました。
出ないだろうと思いつつ、子どもに聞いてみたら「出る」というのです!
まさかの小学生でトライアスロンデビューです。
トライアスロン大会当日は朝4時起きで、パパが車で連れて行ってくれました。
先にキッズ部門がスタート、わたしはあとで出番があるものの子どもの活躍がみたくて、すでに走りまくっていました。
トライアスロンは水泳→バイク→ランとみる場所が違うので、忙しいのです。
最後のラン、真っ赤な顔をしながら全力で走ってきた我が子をみて、どれほど感動したことか。
トライアスロンという競技は大人でもなかなかできない経験なので、小学生でその経験ができる事はすごいことだと多くのトライアスリートに言ってもらいました。
親子でデビューできたこと、家族全員で一緒に大会に行けたこと、とても嬉しかったです。
トライアスロンに参加するきっかけは、トライアスリートである友人の皆さんの協力があってこそ。子どもたちも「トライアスリート」という存在を知るきっかけにもなりました。
親が運動にハマるデメリット
パパ・ママが運動するって一見よい影響ばかりと思われますが、そうでもありません。
運動、特にランニングは気軽にできるのではじめやすい上に、向上していくとどんどんはまってしまうという傾向があります。
一歩間違うと子どもにとって家族にとってデメリットになることもありますので、その点もご紹介します。
マラソンに夢中になり家族時間を減らす
ランニングが趣味になると、マラソン大会に出たくなります。
そして、もっと速くなりたい、大会記録を更新したいという願望が出てきます。
練習会に参加すると、速いランナーさんの影響を受け指導もしてもらえるので、どんどん成長する自分にもっとのめり込んでいきます。
わたしもランニング練習会に行き出し、少しづつマラソン大会に参加し出したころ、
ジムのベテランランニングおじさんに言われたのです。
「マラソン大会は季節に1つまで、フルマラソンも1つまで。出過ぎてはいけない。家庭崩壊しているランナーを山ほど見てきたよ。ゆみちゃんはそうならないようにして。」
ここでハッとしました。
確かに、ランニング練習会に毎週参加し、マラソン大会にも毎週出ている、そういうパパ・ママがたくさんいることに。
そのおじさんのアドバイスがなかったら、家族と週末を楽しむ時間を気付かぬうちにどんどん削っていたかもしれません。
子どもと一緒に過ごせる時間は、本当にあっという間に終わります。
わたしにとって、マラソンは全てではない。
普通のママじゃない
我が子はわたしのことを「普通のママじゃない」と言います。
普通のママとは、普段着がふつうの服であり、運動はしないママ。
わたしは毎日スポーツウェア、マラソン大会にも出るし、筋トレもするし、プロテインも飲む。
わたしの運動は大賛成してくれるけれど、スポーツウェアのママが目立つので子ども的には「友達に見られると恥ずかしい」そうです。
年齢が上がってくるとまた違った見方になると思いますが、わたしは普通のママという概念が変わるといいなと思っています。
まとめ
幼少期に親の運動を通して自分も運動を経験することは、何かしらの経験をたくさん積んでいることになるので、大きくなったときそれが生かされる可能性は大きくあります。
生きていく上で心の安定を保ち、健康であるためには、「食事・運動・睡眠」が大事です。
子どもの可能性を広げたいと思っているパパ・ママ、一緒に運動してみませんか?
では、また明日。
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