商品を買うときの基準のひとつ、リセールバリュー。
リセールバリューとは、一度購入したものを販売する際の再販価値のこと。
車やマンションなどの高額な商品はもちろん、
子供の学びにもなるポイントをご紹介します。
リセールバリューの考え方
リセールバリュー:「リセール=再び売る」「バリュー=価値」
例をあげて考えてみましょう!
車
フェラーリを1000万円で購入し、3年後に900万円で売る。
大衆車を200万円で購入し、3年後に100万円で売る。
どちらも、車代としては3年間で100万円かかった計算になります。
高級車と大衆車、実際かかった金額は同じということです。
車はブランドの価値がつくものなので、人気の車種は数年たってもあまり価値が下がらない場合があります。
・リセールバリューの価値が高い車を選ぶ、という方法もある
・何年後にリセールすると価値が高い状態で売ることができるのか判断しながら乗る
リセールバリューを意識することは、高額商品を購入する大きな判断基準にもなります。
購入する際はリセールバリューについて詳しいスタッフかどうか確認しておくこと、定期的にリセールタイミングを相談できる車の担当者さんを持つことが重要です。
不動産
都心部で1億円で購入し、5年後に1億1千万で売れた。
地方部で2000万円で購入し、5年後は買い手が見つからない。
という場合もあり得ることです。
・コロナ禍により住宅環境をよくしたい人が増えている
・木材価格の高騰により新築よりも中古の需要が高まっている
・地方部は高齢化による空き家が増えている現状がある
リセールバリューの考えを持っておくと、このような現状の不動産状況であったり、
購入価格が高いのか安いのかという基準を、違う視点から見ることができます。
不動産会社の意見も重要ですが、日々自分でニュースや住宅関連市場の現状を調べることが重要です。
ロレックスマラソンって知ってる?
ロレックスマラソンとは、
ロレックスの欲しいモデルを求めて、ロレックスの正規店を巡ること。
神戸では元町にロレックス正規店があるのですが、
毎日いつの時間帯でも大行列です。
理由は、いつ入荷するか誰も教えてもらえないため、
何度もロレックスを購入している顧客も、行列に並んで入荷確認をする必要があります。
そして「○○が欲しいのですが、入荷していますか?」と同じセリフを毎回スタッフに言います。
何度も通うことは大変ですが、希望のモデルを何ヵ月も通って購入できた時の喜び、
なによりロレックスの価値は正規価格よりも数十万・数百万上がる場合もありますから、
リセールバリューの考えでいくとロレックスは高い価値があるといえますね。
ただし、ロレックスマラソンに勝つには、飽きるほど通う必要があること、
自分を店員さんに覚えてもらう努力をすること、リピーターになること。
時間もかかるので、購入するには大きな壁がありますね(笑)
若い世代・子供にもリセールバリューを教えよう!
リセールバリューの考え方は高額な商品だけではありません。
若い世代の例を考えてみましょう!
若い世代の女子のファッション
今の若い世代の女子が洋服を購入する基準をご存じですか?
なんと!「メルカリで売れるか」を基準にして購入する人が増えています。
若い世代は同じ服を何度も着ることはせず、着た姿を写真やプリクラにおさめたら、
すぐにメルカリで売って、そのお金でまた新しい服を購入します。
そうすることで、何度も新しいファッションで写真を撮ることが可能となります。
小学生男子のゲーマー
お年玉やお小遣いの中からゲームソフトを買うとき、
販売価格を子供と一緒にチェックしてみましょう!
例えば、PS4のスパイダーマンのゲームソフト
価格だけで考えると安い旧作が子供にとって購入しやすいですが、
リセールバリューを考えると、旧作の中古はどんどん値下げしていて、
新作はまだまだ高値で売ることができる。
新作で自分が本当にしたいゲームを購入しその後リセールして、
また新しいゲームを購入する方法がある、という経験ができます。
まとめ
商品の価値は金額だけではない、という経験を子供の頃にできれば、
また違った価値観が生まれます。
メルカリやブックオフなどで、自分のおもちゃや本を売る経験もいいですね。
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