神戸マラソン大会へはじめて参加される方は、不安がいっぱいだと思います。
わたしは2018年と2019年の2年連続で、神戸マラソンを完走しました。
初心者だからこそ疑問や不安があると思いますが、わたしが神戸マラソン大会で初心者のときに知りたかったことをまとめました。
コロナ禍以降なので、以前とは違う可能性がありますが、参考になる点があればと思いますのでぜひご覧ください。
神戸マラソンQ&A
ランナー受付ってどんな感じ?
マラソン大会の前日・前々日にあるランナー受付。
必ず本人確認書類を持参して、本人が受付してください。
わたしは初フルマラソンのときは軽いジョギングをかねて、受付場所の神戸国際展示場(EXPO会場)まで走って行きました。帰りは受付時にもらう荷物(参加賞やパンフレットが山ほど)が重いので電車で帰宅です。
受付が済んだら、EXPO会場でいろんなお店が出ているので楽しいです。お友達がいるなら一緒に行ってもいいし、わたしはひとりで受付にいきました。

これはサンテレビの「おっさん」です。可愛かった?ので写真を撮ってもらいました。
マラソン大会当日はどの服装で行く?
わたしはマラソン大会のウェアを家から着ていきました。
上はTシャツ一枚、下は半パン一枚、日よけ用にキャップをかぶって、サングラスも。
すでにゼッケンをTシャツにつけていきます。その格好の上から上着を着ていくので、電車も気にならず大丈夫です。
ウェアをすでに着ているので、到着時間はそんなに早くいかなくてもOKです。

<計測チップ>
神戸マラソンはゼッケンの裏についているので、取らないようにしてください。
ゴール後、回収されます。
スタート前に軽くジョギングしておく?
準備運動やストレッチなどを念入りにしておこうと、ものすごく早く到着して時間を持て余している人がいます。
不安なのはわかりますが、初心者はあまり早く到着してしまうとまわりの雰囲気に飲まれて精神的に疲れる場合が。
本気ランナーさんは早めに到着して、アップ(準備運動)していたり、パンパン足を叩いて気合いを入れていたりしてびっくりされると思いますが、初心者ランナーさんは今から42キロ走るんだから準備運動で疲れていては本末転倒。
わたしはスタート前のジョギングは不要だと思います。軽くストレッチをする程度でよいかと。

トイレはいつ行く?
わたしはトイレの不安が一番大きかったように思います。
マラソン大会途中でトイレに行くと、時間が取られて嫌だからです。
わたしはスタート前に3回トイレに行くようにしています。
①家を出る前にトイレに行く
②三ノ宮の駅に着いたら駅のトイレに行く
③現地に到着したら荷物を預けた後にトイレに行く
最後にトイレに行くタイミングは、できるだけスタートの直前にいきます。
どこのトイレも混んでいるのですが、行くタイミングは手荷物を預けて身軽になってから。
自分がスタートするエリア(ゼッケンのHとか)がどこにあるのか確認して、そこから一番近いトイレに並びます。万が一、長蛇の列で時間がスタートギリギリになっても、スタートする場所が近ければ安心ですからね。
この3回守っていれば、マラソン大会の途中でトイレに行かなくて大丈夫でした。ただ、マラソン大会の途中にトイレに行きたくなったらたくさんトイレはありますので、無理せず寄ってくださいね。
スタート直前は何を摂取するといい?
わたしはよく食べるタイプなので、朝家でしっかりお餅を食べます。
現地に着いたら、荷物を預ける前にバナナを1本食べます。まだ時間に余裕があるようなら、さらにカステラを食べます。そして、最後にトイレに並んでいる間にアミノバイタル/パーフェクトエネルギーを1個摂取しています。
トイレの近くにゴミを捨てるところがあると思うので、そこで捨ててトイレが終われば自分の並ぶコースの場所へ移動します。
わたしはアミノバイタルのパーフェクトエネルギーが優秀だと思います。
1個で180キロカロリー摂取できて、運動に欠かせないアミノ酸(BCAA)が豊富に含まれています。アミノ酸を走る前に摂取しておくと、わたしは身体が楽に感じます。
ウェアの上にカッパを着る?
わたしは毎回ランニングウェアの上にカッパを一枚着ます。
現地で上着を脱いで荷物を預ける時、カッパを着ておけば寒くありません。
カッパを着ている人と着ていない人がいますが、わたしはカッパをスタート時まで着ておく派です。
11月の当日の気温にもよりますが、大会は朝早くスタートまでの時間が長いので冷えてしまいます。冷えると身体に悪いだけでなく、スタート時の動きも鈍くなるので、カッパ一枚着ているだけで全然違います。
万が一雨が降ったり、強風や気温が低い日の可能性もありますので、当日着るかわからなくても、1つは用意しておきましょう。
アシックスのポンチョが人気ですが、100均のカッパでも大丈夫です。
カッパはどこに捨てる?
カッパ回収場所は、スタート地点に専用の回収箱「雨具投げ入れエリア」があります。

問題は、左側にあるということ。
右側に並んでいるとカッパを捨てることができないので、カッパを確実にスタート時に手放したい方は左側に整列しておくとよかったです。
わたしはいつもカッパ回収と逆の右側に整列していました。理由は右側はカメラ撮影をしてもらえる位置だから。テレビに映るチャンスがあったり、プロが写真を撮ってくれるので、写真に写りたいなら右側です。実際にテレビに映って、知人が大興奮してくれました(笑)
右側で走り出した場合、カッパは捨てることができないので、スタートしてしばらく着ておくか、手にもつか、腰に巻いておきます。進んでいくと所々にスタッフが待機しているので、カッパを回収してくれます。
同時に神戸マラソン名物の黄色い手袋が不要な方はスタッフに渡してしまいましょう。わたしは手が暑いのが苦手なので、早々に渡してしまいました。

防寒着として不要な衣類を着ておく場合は、スタート地点の各ブロックに「フレンドシップバンクウエア回収BOX」があります。
支援物資として役立てられます。

寒い日の場合はカッパを着て、その上から防寒着を着るのもおすすめです。
給水のコツは?
水分補給は紙コップですが、長い列にずらーっと並んでいるので、コップを慌てて混雑の中取りに行かなくても、少し先に進めば空いている状態でゲットできます。
そのまま飲むと顔にかかるので、コップを潰して細いところを口に当てると上手に飲むことができます。
水とスポーツドリンクがありますが、表示されているのでお好きな方を取りましょう。

日中の日差しがきついときは、水を2つ取ってひとつは首から水をかけたりして体温調節しましょう。
給食(食べ物)だけで足りる?
給食はどんどんなくなっていくので、初心者で5時間6時間かかる予定の方は、給食があまりない可能性がありますので注意が必要です。

給食だけに頼らず、自分でエネルギージェルをしっかり携帯しておくことをお勧めします。
また和菓子などの食べ慣れないものをマラソン中に食べると、想像以上に喉が乾いたり、もぐもぐして苦しくなったりします。
わたしは塩昆布がずっと歯に詰まって大変でした。
わたしは給食も頂きますが、エネルギージェルを4本ポケットに入れてそれも摂取しています。
10キロごとに1本摂取します。
10キロ、20キロ、30キロ、38キロの計4本
ポケットに余裕がある方は5本入れておきましょう。走りながら摂取するので、誤って落としたりすることがあるので、予備が1本あれば安心です。
わたしは3本はアミノバイタル アミノショット パーフェクトエネルギー。これは携帯用にサイズが小さいタイプで、1本109キロカロリーでアミノ酸もたっぷり入っています。
あと1本は足吊り防止に、マグネシウムが入っているマグオン。レモン味が好きです。
これは38キロのときに、足が一番疲れますのでマグオンを摂取します。
カロリーも120キロカロリー摂取できますので、かなり優秀です。味が好みかどうかって、つらいマラソン大会の時はかなり重要です。練習のときに、味見をかねて走りながら食べてみてください。
マラソン大会中の持ち物は?
わたしがマラソン大会に持っていったものをご紹介します。
・エネルギージェル4-5本
・保湿のリップ
・飴を3-4個
ほとんどの方が持つスマホ、わたしはできるだけ身軽にしたかったので持って走らず。
でもみなさんマラソン大会中に撮影して楽しんでいたので、ポケットなどの余裕があれば持っていれば安心ですね。
注意点は、関門閉鎖時刻という「ここまで決まった時間内に走らないとアウト!」という時間制限があります。
あまり歩きすぎるとここに引っ掛かって、途中でリタイアになります。その可能性があるかもしれないと思う方は、スマホにICOCAチャージしておくか現金を少し持っておけば電車で帰ることができます。
保湿リップは11月はわたしは絶対必要です。走っている間、水を飲んだり何か食べたりしていると、唇がカサカサになってきます。それが気になって走れないのです。寒い日だったら鼻水が出る方は、ポケットにティッシュを入れている人もいましたよ。
スマホなどを小さめのウエストポーチに入れて走る方が多いですね。わたしはノースフェイスのショートパンツの腰に大きめのポケットがあるので、エネルギージェルやリップはそこに入れました。そのため、ポーチはなしです。
その他は、靴擦れが気になる方は絆創膏、どこか痛くなりそうなら痛み止めなど。足吊りが頻繁にある方は、漢方薬の芍薬甘草湯(コムレケア)を使うランナーさんは多いです。
わたしは味が好きではなかったので、もし使うかもしれない方は練習で試しておいてください。
マラソン大会中に止まっちゃダメ?
できれば42キロ走る中で、ストップせずにゆっくりでもいいので走り続けることをおすすめします。
水を飲む、バナナを食べるなどの動作で足を止めてしまうと、次に走ることがきつくなるので、ゆっくりと走りながら水を飲む、走りながらバナナを食べる!
できるだけ一定のペースで身体を動かし続けることが、楽なのです。
わたしは以前32キロくらいの場所で一度写真を撮るためにストップしたことがあるのですが、その後足が変になって今までの調子に戻すのにとても時間がかかりました。
それ以降は知人や家族が応援してくれていたとしても、スピードを落とすだけにして、決してストップはしないようにしています。

最後の『神戸大橋』が難関?
最後に、名物と言われる『神戸大橋』があります。

だいたい皆さん歩いていますので、そんなにビビらなくても大丈夫です。問題は大橋を登ることよりも、下りです。下りってものすごく足に負担がかかってうまく走ることができません。坂を利用してラストにスピードアップできると考えている場合は、難しいかも…。
そして、大橋が終わったらすぐゴールだと思いがちですが、全然ゴールが見えません。距離を稼いでさらに走らされるので、神戸大橋を降りてもまだ走ると気持ちを持っておくといいですね。最後の1キロくらいがすっごく長く感じました。
プロの写真撮影のコツは?
せっかく大会に出るので写真撮影も楽しみましょう!
プロがマラソンコース途中に分かりやすく待機しています。
カメラマンが見えたら自分からカメラに寄って行ってポーズをすると、ばっちり撮影してくれます。
ポイントはスタートして6-7キロくらい?長田の鉄人28号の撮影場所です。
みんな手をグーにして鉄人のように高く上げて写真撮影しています。
あとは、最後のゴールの場所。
ゴール地点は動画で映し出されていますので、ゴールするとき両手をあげてやったぞー!みたいにしておくと自分がわかりやすいです。
ゴールしたあと、メダルと完走タオルをもらえます。そのときにもカメラマンが待機しているので、自分から寄っていって撮影してもらいましょう。よい記念になります。

ゴール後に注意することは?
荷物をピックアップしてそのまま電車で帰ります。かなり疲労していて足もぐだぐだですが、見落としがちなのが内蔵疲労です。
食べものをうまく受け付けない場合が多いので、荷物の中にプロテインや栄養補給のジェルを入れておいて、帰り道にでも摂取しておきましょう。
さいごに
わたしもフルマラソンを完走するまでは、42キロも走る人はすごい!人生で一度はフルマラソンを走って見たい!と夢見ていました。
実際に完走してみて思うことは、42キロはある程度練習すればだれでも走れるし、運動経験がなくても時々歩きながらでも完走することは可能だということです。
緊張はすると思いますが、前日にあまり寝れなくても大丈夫です。なんとかなりますから。わたしは毎回大会前日はほとんど寝れずです。
当日は初めての経験やフルマラソンに挑戦する自分を誇りに思って、楽しむこと!
楽しいは最強です。わたしも応援しています!


