こんにちは、Yumiです。
私は長年一流ホテルで勤務していたこともあり、
よい接客をする人に出会うと、
とても嬉しくなります。
先日のこと、
百貨店にある化粧品のお店に行きました。
空き時間にちょっと寄っただけなのですが、
女性スタッフの方の優しくスマートな対応に、
あっという間に心持っていかれたのです。
足りないものをひとつ買うだけのつもりが、
春夏の新作の一式(リップ・アイシャドー・チークなど)を、
すべて購入してしまいました。
「春のメイクって、ワクワクする!!」
そんな想いをメイクを通して彼女から伝わってくるのです。
「だからメイクって楽しんですよね!」と、
笑顔で接客してくれた女性は、
心の底からメイクが好きで、
私にいい商品を紹介したい、可愛くなってほしい!
という気持ちがにじみ出ていたのです。
同じお給料でも、淡々と接客する人もいます。
けれど、仕事を自ら楽しみ、
お客様への思いやりや喜びを提供できる人は、
この先もっと成長して、
大きく羽ばたいていくことでしょう。
物を買うときは、
パワーのある人から購入したいと思っています。
特に毎日身につけるものは重要です。
残念な経験もあります。
つい先日のことですが、
大好きなブランドの商品を購入しに行きました。
店頭に私のサイズがなかったので、
スタッフの方に「サイズは出ている分だけですか?」
と聞きにいきました。
仕事中にスマホを見ていた彼は、
私がサイズを探している姿が、
全く目に入っていなかったのでしょう。
返答は、「そうです。」とだけ言われました。
普通のお店なら、なんとも思わないのですが、
大好きなブランドだから、応援しているからこそ、
残念だな~と思いました。
せめて「サイズがなくなってしまってすみません」とか、
「他のものでお探ししましょうか」とか、
ひと言添えるのが、接客ではないでしょうか。
接客業をしているひとが、言葉を使わないというのは、
やる気がないと思われて当然。
たった一人の接客で、
ブランドイメージが壊れてしまうのです。
一流のブランドならなおさら、
初心を忘れてはいけません。
ブランドの賞賛が、まるで自分自身に向けられていると錯覚し、
自分が何ものかになったかのように、
感じてしまうのです。
これからの時代は、ただ「物を買う」のではなく、
「誰から買うか」になるでしょう。
どんなに素晴らしい商品があっても、
接客する人が素晴らしくないと、
その商品は売れません。
だからこそ、新入社員研修は、何よりも大事です。
商品知識だけで終わらせるのではなく、
接客を学ぶことが最も重要だからです。
学び、現場に立ち、またフィードバックしていく。
これが、ブランド力を高め、
負けない企業、愛される企業になるコツです。
小さなお店でも同じ。
やっぱり人、いつもそう思います。