こんにちは、Yumiです。
パソコンやスマホが日常的となり、
猫背・巻き肩が深刻な悩みだったりしませんか?
日々のストレッチや筋膜リリースなどでも改善されますが、
一番重要なのは「日常の姿勢」です。
無理せず正しい姿勢をキープする方法をご紹介します。
正しい姿勢を勘違い?
下記の写真をみてください。
こちらの姿勢、どちらが正しいと思いますか?
正解は「左」、一見悪そうに見えますがこれが自然で楽な正しい姿勢です。
多くの人が正しい姿勢を勘違いしているのです。
右は学校で習う「気を付け」のかたち、一般的によいと言われている姿勢です。
実はこの姿勢は身体に負担がかかる立ち方なのです。
本当に正しい姿勢とは(左):
何時間でも立っていて疲れない自然な立ち方です。
間違っている姿勢とは(右):
よい姿勢を意識して、胸をピンと張り、反り腰になりがちです。
この間違った姿勢で立つ事で、腰に負担がかかり膝を痛めるのです。
実は「立つ」という動作が一番難しく、
これをマスターすれば生活が確実に楽になります。
正しい姿勢で立つ練習
正しい姿勢のポイントをご紹介します。
これは解剖学を学んでいるベテランの太極拳の先生から教わった方法です。
・足の開き具合は肩幅より少し狭いくらい
まずかかとを付けた状態でつま先を開く、そしてかかとを同じだけ開く。
思ったより狭いと思いますが、これが正しい自分の幅です。
・つま先は真っすぐ
・ひざは曲げず真っすぐ
・胸は張りすぎず、少し猫背気味くらいのリラックスした状態
一度上に伸びをします。すると脱力した状態で上半身が保てます。
・足の裏全体に重心を感じる(かかと・親指の下・小指の下3点を意識)
手でバランスボールを下に押す気持ちで、息をふ~っと吐くと重心が下に下がります。
まず正しく立つ姿勢で5分からはじめてみてください。
身体に力が入らず、自然にリラックスです。
もし力が入っているようなら、少し身体を揺らして脱力してみてくださいね。
テレビを見ながら立つのがおすすめです。
慣れるまでは、ほんの5分でもかなりつらく、ジョギング20分くらいの体感です。
必ず慣れて時間が伸びてくるので、コツコツすることですよ!
PC作業は立ってするコツ
在宅ワーク、リモートワークの方はキッチンにあるカウンターで
PC作業をするのがおすすめです。
専用のPC台もありますが、まずは自分の快適な高さを探るために
いろんな箱の上にPCを置いて試してみましょう。
手が上にあると肩こりの原因になるので、ワイヤレスキーボードは必修です。
※私が使っているキーボードです
少し長い時間立てるようになったら、
もう少し下記のポイントを再度意識してみましょう。
・下半身は下に重心を落とすような意識で足裏三点
・上半身は頭の上からひもで引っ張られているような感じ
・少し腹圧をかけるためにお腹をへこます意識を持つ
疲れたら姿勢を正して座ってしましょう!無理が一番ダメですよ~。
反り腰をチェックする
鏡で横から見てみます。
Tシャツやズボンの横線がまっすぐならOKです。
反り腰の方は、線が斜めになっているので、チェックしてみてください。
(左:×反り腰、右:○)
ストレートネックをチェックする
ストレートネックとは:
あごが前に突き出て首が前に真っすぐな状態です。
(左:×ストレートネック、右:○)
大きな原因はスマホをみる姿勢からきますが、肩こり頭痛の原因になり、
フェイスラインも乱れるのであごは引っ込める意識が重要です。
あごは自然と斜めうしろ上から引っ張られている感じを意識します。
私もストレートネック気味なので、時々かるくあごを後ろ上に押して
自分で意識しています。
私が一番苦戦している反り腰
私は特に反り腰が強く出ていて、その癖がランニングにも出ていました。
お尻が出てへんな走り方になるのです。
その影響で膝も長く痛めました…。
そこで太極拳と出会い、確実に反り腰は改善されています。
変なたとえですが、お尻の穴が真下を向くような意識をすると、
反らない位置をつかむことができます。
この状態をキープするには、体幹を使うので、自然と身体も引き締まってきます。
今では家でもパソコン作業はすべて立ち姿勢で出来るようになりました。
はじめはしんどくて、もう座ってしよう…と断念しそうに。
けれど、立ってする環境を整えてしまえば、PCを移動させるのも面倒だし、
やるしかない状況を作ればできるものですよ!
今ではストレッチすら出来るほどです(笑)
まとめ
自然な姿勢は実はとても難しく、簡単には身につかないものです。
逆にいえば、正しい立ち方を意識していれば、
体幹を支える筋肉も自然に鍛えることができ、立つ事が楽に感じてきます。
自然な姿勢をとるのが一番楽で、負担が少ないのです。
これからの長い人生で大きく関わることなので、
ぜひ意識して実践してみてくださいね。