学び

SNS発信していない親が今の子どもを育てる危険性について

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大きな話題となった「スシローペロペロ事件」どう思われましたか?

『スシロー』が“ペロペロ少年”に6700万円の高額賠償請求

中高生の子どもがいるご家庭では、今回のペロペロ事件は他人事ではない…と感じた方も多いのではないでしょうか。

わたしたち親世代はSNSがない学生時代を過ごしてきたので、自分の経験だけではあらゆる情報が不足。

子育てに試行錯誤して当然ともいえます

今回のペロペロ事件のように取り返しのつかない事態になっては、家族全員の人生が終わる。

その危機感を「親」は持っているのか?

今日は、親であるわたしたちが時代から取り残されず、子どもを守るために今できることを考えてみたいと思います。

SNSを知らない世代の親

話題になったスシローペロペロ事件の少年、また同じような動画で炎上した多くの子ども達は、全員が「こんなことになるなんて、思わなかった」はずです。

例えば、インスタグラムのストーリー。

投稿して24時間たてば、自動で消えるというもの。

24時間で消えるから、非公開だから、ちょっと過激なものや、許可を取っていない映像をアップしても大丈夫だろう。

ペロペロ事件だって、そうです。

友達がみてウケたら、あとで消せばいいや。という軽い気持ちだったはず。

その軽い気持ちが、6700万円。その背景には、もっと大きな被害が出ています。

お客さんが来なくなったお店では、スタッフが解雇され、経済環境が苦しい人は仕事を失ったことで人生が成り立たなくなります。

たったひとつの動画が、人の命まで奪う可能性があるのがSNSというもの。

その危険性や可能性について、親が子に伝えることは絶対必要な時代です。

しかし、今もSNSを使っていない親世代が多いのも事実です。

SNSを見るだけの人と、発信する人では、捉え方も違います。

発信する人は、何に注意して投稿しなければならないのか、わかってきます。

例えば、わたしが先日やったミスですが、Twitterで写真の投稿をしました。

今まで位置情報はOFFになっていたはずなのに、なぜかその写真には位置情報が付いた状態でアップされました。

位置情報がバレて困るような写真ではなかったものの、すぐに削除しました。しかし、削除する前に誰かがみてスクショしている可能性があります。

一度世の中に出したものは、もう二度と削除できないのです。

もし、今自分がいる場所だったとしたら?

ストーカーがTwitterを見張っていて、その場所にあらわれたら?

万が一、自宅の場所だったら?

そのような細かい細かい注意が、SNSには必要なんです。

日頃から注意して投稿しているわたしでも、位置情報を出すというミスをしてしまったのですから。

SNSはアップデートが頻繁にありますから、常に最新の情報を得ていないと思わぬミスをするんです。

好奇心いっぱいの子ども達が、100%完璧に守ることができるでしょうか。

メンションってなに?ストーリーズハイライトってなに?メッセージリクエストってなに?

親も学ばないといけないんです。

学んで、子どもと話し合う。

わたしも身に染みて、今の世代の子どもを育てる難しさを実感しています。

親がそこから目を背けてはいけないんだと。

子どもにどう教育する?

各ご家庭で、教育方針は違うでしょう。

わたしが思うこと、我が家でしていることをご紹介します。

我が家では夫はSNS発信をしないので、詳しいのはわたしです。

わたしは多くのSNSを積極的に使っていて、見るだけではなく発信もしています。

そのため、SNSはどのような機能が新しく追加されているのか、詳しく知識もあります。

「こんなこと言わなくてもわかるだろう」という事でも、細かく聞いてみると、驚くようなことをしていたりするんです。

非公開だからとか、顔出ししていないからと言っても、友達がアップしている可能性もあります。「みんなしているから」にまどわされてはいけない。

学校なんてすぐばれるし、下校時に付きまとわれたら家もすぐばれます。

ちょっと用心しすぎじゃない?っていうくらいでないと、いけないんです。

オンラインでのいじめ、プライバシー侵害、誹謗中傷など、ネット上のリスクについて、親が理解して、子どもたちに教える必要があります。

そのためにも、SNSとはどういうものか知ること、今起こっているニュースや情報を自分から調べて知ることです。

もし問題が起きたら、すぐに相談するように伝えることも大事です。

身バレは簡単

わたしはよくマラソン大会に出るんですが、ゼッケンナンバーってあるじゃないですか。

マラソン大会のホームページからゼッケン番号を調べると、漢字でフルネームがすぐわかります。

大会によっては、住む地域「兵庫県」とか、年齢が書いてある大会もあります。

フルネームが分れば、フェイスブックで調べることもできます。

マラソン大会の写真の中にたまたま写り込んだ人で、「あの女性かわいいな!誰だろう?」って思えば、その人にたどり着ける可能性はかなり高い。

身バレは簡単。

だから、インスタグラムに投稿するときは、自分だけでなくまわりに写り込んだ人のゼッケン番号を消す、顔もぼかしたりする。

そうしないと、見知らぬ人が被害にあう可能性があるんです。

けれど年々曖昧になってきて、最近はわざわざ消さない人が増えてきました。

知らない人から執拗に迫られたり、大量のメッセージが届いたりする可能性がある。

とても、とても、怖いこと。

知らない人のゼッケン番号を載せることは、危険性があることを知らない、想像できない。

それは、知識がないから。

わたしの地域では、義務教育である小学校中学校からSNSに子どもの顔出しは禁止と言われています。

子どもを狙う性犯罪者や危険から守るため。

赤ちゃんにでさえ、犯罪者はターゲットにしています。

どれほど子どもの顔出しが危険であるか、情報を得ていれば、怖くてできないはずなんです。

それと同様、子どもに知識がなくて当たり前なんです。

解決策は、話し合うこと

なにごともそうですが、はじめが肝心。

スマホを持たせるとき、ゲームを買い与えるとき、与える前に必ず親子で「ルール」を決めることが、何よりも大事だと思います。

紙に書き出して明確なルールを決めること、そして、破った時のペナルティをしっかり決めておくこと。

18歳までは子ども。

親権者のもとで育っている子どもは、自由を制約されるものであり、スマホも同じ。

親も忙しいですから、ルールを少し破っても、少しだからと見逃してしまいがちですが、それがダメ。絶対ルールは守る、破ったら罰を受ける。

他にも、子どものゲーム。

我が家にもプレステなどありますが、リビングのテレビでするようにしています。

いつもわたしの目がそばで光っている状態。

オンラインゲームマイクで話しながらするんですが、興奮して言葉遣いが悪くなるとすぐに注意します。

定期的にルールの見直しもスマホの管理も、きっちり守る子どもは守るでしょうけど、守れないほどのめり込むのがSNSやゲームというもの。

しかし、子どもたちに伝えるべきことは、危険だからといって窮屈に生きる必要はない。

そのためにも、知識を得て学んで、今世の中ではなにが起きているのか知ること。

そして、自分のアタマで考えること。

それができれば、今の子どもたちには大きな可能性が広がっているんですから。

「人は何者にでもなれる、いつからでも」byオリラジ中田敦彦

まとめ

子育てをしていると多くの問題がでてきますが、「親と子」の前に「夫婦」がしっかり話し合いをして方向性を同じにすることが、一番の解決方法だと思うんです。

どちらかが話を聞いてくれないとか、考え方が違うとか、夫婦であっても違うことはたくさんあります。

それでも、時間をかけて夫婦で話し合いをする。まずそこから。

夫婦でなくても、ひとりで子育てされている方も多いと思います。

子育てでわからないこと、悩むことは、あって当然。

だって、わたしたちもずっと子育て初心者なんですから。

10歳を育てるのは初めて、来年11歳を育てるのは初めて、ずっと初めてなんです。

悩んだら、家族や親、姉弟、友達に相談する。学校の先生も相談に乗ってくれます。学校にはスクールカウンセラーの先生がいて、無料で時間を取ってくれます。

わたしもたくさん相談してきました。まわりに助けてもらって子育てしています。

大変だけれど、喜びの方が多いのが子育て。

お互い頑張りましょう。

わたしも応援しています。

では、また。

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ABOUT ME
Yumi Miyai
<Webライター・ブロガー> ザ・リッツ・カールトン大阪で11年勤務後、2児の母に。 「好きなことだけして生きる」をモットーに、キレイは運動と心で叶うコツを発信しています。

POSTED COMMENT

  1. りんへい より:

    例の動画の類いは、本当にショッキングでしたね。その動画を拡散すればどうなるのか?と考えない浅はかさに情けなく感じます。親の責任というか、やはり、子育ての段階で道徳心を教えてこなかったんですかね?賠償金には、賛否両論ありますが、抑止という面では、必要かな?と思います。

    • Yumi Miyai より:

      りんへいさん、こんばんは!SNSの使い方に関しては、学校でも厳しく指導されているようですが、他人事と思っちゃうのかもしれませんね~。今回の事件で多くの人の気付きになったと思います。子育てって本当に思いがけないようなことがあるもんですよね。

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