「ソフト老害」っていう言葉がバズっているのを、ご存じですか。
老害は60代・70代の話だけでなく、40代でも老害を与える側になることがある。
ふと、思ったんです。
今まで「老害」と言われるようなことを数々言われてきたわたしが、逆に老害を与えている可能性について。
多分、みんな仕事では若い世代に対して、かなり気を使っていると思うんです。
でも、趣味となるとどうでしょうか。
ジムで、ランニングで、SNSで、ママ友同士で。
他人事じゃない、ソフト老害について。
40代からのソフト老害
「ソフト老害」は、鈴木おさむさんの著書でバズりました。
例えば、今の若者に「努力」を求めることは、老害のひとつ。
もしあなたが60代から根性論を言われると「うわ…武勇伝が始まった!」とか思うでしょう。
40代も言っちゃってるのに、自覚がないので気付けないだけなんです。
わたしたちは昭和世代なので、今まで努力で様々なことを勝ち取ってきたわけじゃないですか。
スポーツでもそうです。
フルマラソン大会に自分が出るからと、若者に「お前も走れ、チャレンジしろ!」とかいっちゃうのが40代なんです。
神戸マラソンの年齢割合を見ると…
50 歳代35.5%
40 歳代34.9%
30 歳代14.3%
頑張って42.195キロ走っているのは、ほぼ40代以上なんですよ。
「若いんだから走れ!」は老害なんですよね。
鈴木おさむさんの著書の言葉です。
自分は努力を努力と思わない異常性があるのだと自覚することも大事
今の若者には通じない、って知ること。
いろんな自分のソフト老害が頭をよぎりませんか。
ソフト老害をしないために
①気をつけたい言葉を知る
若者に言わないほうがいいよ、という言葉を知っておく。
②教えない
聞かれもしないことを、自分から教えない。
例えばランニングなどの趣味に対して「もっとこんな練習したほうがいいよ」とか、良かれと思ってアドバイスする人。
特に少子高齢化なので、教えたい世代の人があまりにも多すぎて、若者はたくさん言われるんです。SNSで一方的にアドバイスするのもやめましょう。
アドバイスするなら、努力世代の、同世代の人にしておきましょう。
③言うべきことは言う
確かにソフト老害をしていることもあるでしょう。
けれど、経験を積んできた人の意見をすべて「老害」という言葉で若者が拒否するのも、どうかと思います。
言うべきことは、嫌われても言う。
若者が言われて嫌だと思う時は、痛い所をつかれた時でもあります。
同じ言葉でも、心に響くかどうかは、その人の人柄。
わたしがやっちゃうソフト老害
わたしは今の自分を作っているのは、努力した結果だと思っています。
高校3年間皆勤賞、休みなし朝から晩まで部活、仕事も毎日終電…
努力努力、根性論そのものです。
ソフト老害を出しまくってしまうのは、娘に対してです。
娘が学校への通学時間がどうこう言うので「ママは片道1時間40分かけて通っていた」とか、言っちゃうんですよ。
娘ははっきり意見を言うタイプなので「一緒にせんといて!」と返してきます。
人によってこのような意見を言われると、もっと努力しなくちゃとか自分は甘えているのか…というマイナスを与えることになります。
古い意見を言う母にはなりたくなかったけど、めちゃくちゃ言ってた…Σ(゚д゚lll)ガーン
今の若い子は学校がすべてじゃない。全然わたしの時代と違います。
解決策は、今の学生の一般常識はわからないので、たくさん娘と話をすること。
以前、18歳になったら積立NISAで少額を投資するといいよ、と記事を書きました。
NISAの話も、ちょっと間違えると老害。
「貯金しなさい」はソフト老害になる。
若者は貯金なんてしないで、どんどんお金を自分のために使う(自己投資)ほうが、いいに決まっている。
ただ、将来あなたたちは年金があてにならないから、ちょっとだけNISAしてあとはどんどん本読んだり旅をしたらいいと思うよ、と言いたいわけなんだけど。
さらに、ただの貯金ではなく、NISAなんで老害じゃないですよね(笑)
みなさんも心当たりありますか。
では、また。