ランニングや筋トレをされる方に浸透してきた「筋膜リリース」
これ、痛気持ちいいからとゴリゴリ力いっぱいやっていませんか?
テニスボールでも簡単にできることから、ゴリゴリしている人が多いのですが、筋膜リリースは注意する点があります。
特に身体のケガをした方や肉離れを経験された方は、ぜひ読んでみて下さい。
筋膜リリースをゴリゴリしてはいけない理由
筋肉の一番外側にあるのが「筋膜」です。
鶏肉にも白っぽい半透明の薄い皮がありますが、あれが筋膜です。
その薄い皮をゴリゴリすると、筋膜が痛むということが想像できると思います。
鶏肉の半透明の薄い皮を包丁で切ってみると、ぱかっと肉が割れますが、
あの状態が「肉離れ」のような状態なのです。
肉離れはこれ以上、肉が離れないようにテーピングするのが正解。
たとえ肉離れが治ってきたと思っても、テニスボールなどでゴリゴリしてしまうと、あっという間に筋膜が裂けてしまいます。
だからこそ過去に肉離れをした人、ケガをした人は特にゴリゴリしてはいけないのです。
筋膜リリースの正しいやり方
テニスボール、マッサージポールなど、筋膜リリースの道具はたくさんありますが、
すべてに共通するポイントです。
・身体にあてて1か所60秒くらい当てる
・動かさず当てているだけでじわ~っと圧が浸透してくる
・気持ちいいくらいがポイント
・90秒以上はしない
ボールやローラーは60秒目安にじわっとゆっくりしましょう!
わたしの肉離れ経験談
以前、神戸マラソン大会に出るための長距離練習をしていた頃。
ずっとふくらはぎが痛くて「筋を違えた?筋肉痛?」と思っていました。
接体院でみてもらうと、肉離れでした。
治るまでに時間がかかりましたが、やっぱり一度肉離れになった場所は、
注意しないと何度も再発します。
つい先日もなぜか同じ個所が痛くて、解剖学の先生に伺ったところ、
肉離れになった所はまた強い力がかかると筋繊維は壊れやすい。
だからこそ、その部位は特に注意してケアしなければならないとのこと。
どこでもゴリゴリしちゃいけないと反省しました。
痛めた部位はとくにじわーっと圧をかける程度、大事に大事にしなければいけませんね。
まとめ
筋膜リリースは、強く圧をかければよいと勘違いしている人が多いです。
そして、どんどん痛めて悪循環になりがち。
テニスボールで簡単にできるからこそ、やり過ぎないようにしたいですね。
では、また明日。