昨日は神戸マラソンを走らない理由のブログを書きました。
いつもたくさんの方に読んでいただけて、感謝しております。
今日はわたしがどのような気持ちで日々走っているのか、そして必要以上の運動により疲労して体調を壊すという気付きから得た「トレードオフ」という考え方についてご紹介します。
いま思うわたしが走る意味とトレードオフについて
マラソン大会はしばらく走る予定はありません。
自分の走力や体調とのバランスを考えると、今はまだ長距離を走ることは避けたいと思うからです。
しかし、今でも週3-4回くらい走っています。
わたしが走る意味は、初心者の頃にどのように感じたかを思い出すとわかります。
原点回帰(初心に立ち戻ること)です。
わたしはいつも季節を感じながら走ることが好きです。
今なら、秋空一面に広がる鱗雲。
走る時々に、どこからとなくふわっと香ってくる金木犀。
その一瞬一瞬を感じながら、今を生きている感覚をランニングで得ていたのです。
ランニングはマインドフルネス(今この瞬間を感じること)ができます。これが、わたしの原点回帰です。
自然を楽しみながら、自分の心の整理をして、今を感じる。
これができるのは、ランニングしかないのです。
この原点回帰を忘れて、本来の走りたい意味を考えずに行動してしまうと、わたしのようにまわりに影響されて「サブ4目指そう!」とか自分の実力以上に頑張って足を故障させてしまいます。
いろんな人が自分の視点でアドバイスしますが、その意見に振り回されない秘訣もやっぱり自分の走る意味をしっかり理解しておくことしかないのです。
そもそも、なんでやりたかったんだっけ?
結局は、なんで走りたくて走っているのか?
手段(ランニング)と目的(走る理由)を間違えないことしかないのです。ランニングしているからと、ランナーみんなが走ることを第一優先で行動すると目的から大きくずれるということです。
例えば、ただストレス発散に走っていただけなのに、一般ランナーとして有名になりたい・ウルトラマラソン完走したい、というように、自分の目的から大きく外れた思考になっていく人も多いでしょう。
それでもうまく自分の成長と重ね合わせて変化できるのならいいのですが、心の中でなにか違うと思いながらしているのは問題だということ。
わたしはランニングを日々の生活に取り入れて「お楽しみ」という位置付けとしていました。走ることが楽しくてうれしくて、日々の喜びであること。
コロナ禍でマラソン大会に出なくなったことで、本来の走ることに対する意味がやっとわたしの中ではっきりしたように思います。
走ることは楽しい時間を過ごすこと、その気持ちが今までもこれからも変わることなくわたしの中に存在していることが、一番うれしいことだと思っています。
トレードオフという考え方
トレードオフとは、何かをやりたかったらなにかを差し出すしかない、という考え方です。
それは、人生で本当にやりたかったことなのか。
例えば、わたしの場合フルマラソンをするなら、差し出すものはなんだろう?
差し出すもの:長時間走る時間、鍛えてきたメリハリの身体と脂肪、家族との時間、疲労による身体の負担
限られた時間の中で、フルマラソンをしたいのならば、何かを差しださないと得ることができない。それでもやりたいのか?という考えです。
わたしの場合は、差し出すものとフルマラソン一回走ることのトレードオフが成立しなかったので、フルマラソンをやめました。
なにかを入れるためには、何を差し出すのかを意識する。そうしないと、全てができていないとなり、不満が出てくる。他人と比べがちになる。
そのトレードオフという考え方を知ると、わたしのようにミーハーでいろんなことに興味があって、なんでもとりあえずやってみたくて忙しい人間にはとても効果的です。
やりたいことに手一杯でパニックになることを防げます。
現在、している運動はこちらです。
ランニング:週3-4回(1回5キロ~10キロ)
筋トレ:週3回(ジムでマシン筋トレ、体幹トレーニング、ストレッチ)
太極拳:週1-2回(60分クラス)
水泳:ときどき気が向いたら
過去にしていたことは、上記にさらにヨガ・ヨガプラーナ・毎週水泳・マラソン大会練習などどう考えても忙しすぎて、身体を壊すのは当たり前ですよね。
さらに大量の読書や勉強、家事・子育て、趣味のブログやSNSなどもあります。
迷ったり疲れたりしたら、必ず原点回帰。
わたしはなんでやりたかったんだっけ?
きっとブログを読んでくださる読者の方は、少なからず学び意識が強かったり、興味関心が人より多いタイプの方だと思います。
わたしと同じように感じているかたもいるのではないでしょうか。
トレードオフという考え方が参考になればうれしいです。
いつもたくさんの方にブログを読んで頂いて、感謝しています。
インスタも多くの方に目を通して頂いて、たくさんメッセージもいただいています。
そのひとつひとつがうれしくて、また今日も何か言葉にしたい、写真におさめたいと思うわたしの原動力でもあります。ありがとうございます。
では、また。