お盆休みに大阪に行く用事があったので、電車に乗った時の話です。
わたしは普段は車生活なので、あまり混雑した電車に乗ることがないのですが、久しぶりの電車はすごかった~!
混雑した電車って、素の人間性が見えるんですよね。
ちょっと面白かったり、怖かったりしたので、わたしの人間観察記録として4つの事件を書きました。
「人の振り見て我が振り直せ」と言いますが、大阪はレべチでした。
お時間あれば、ぜひ読んでいってください。
お盆休みの電車で起きたこと4選
①席が空いても座らないおじさん
お盆中だったので、どの電車もすごい人混み。
JRの新快速は特に混雑していて、わたしはひとりで乗り込みました。
わたしの横にいたおじさんの前の席が空いたんですけど、そのおじさんは座らない。
どうぞ、という視線を感じたので、遠慮なく座らせてもらいました。
結局そのおじさんはわたしと同じく「大阪駅」まで一緒だったんですが、一度も座ることなく、ただじっと立っていました。
その姿がなんだか神々しくみえて、人にギブする(与える)ってこういうことだと思ったんですよね。
電車って、みんな座りたい願望が全面に出ていて、オレオレ~!!!みたいな。
なんだかそのおじさんの近くにいると、運気アップしそうな気がして、大阪駅からそのままついていきそうになりました(笑)
勝手に心の中で、ありがとうおじさん。
②席を譲ってもらって当然?!
また別のお盆のある日、同じくJR新快速にひとりで乗りました。
混雑はしていたけれど、すぐ座れました。
途中から、ご夫婦が乗り込んできたんですが、奥さんが抱っこ紐で赤ちゃんを抱いています。
(あ!席変わってあげようかな…ちょっと遠いけど…)と思ったその時。
旦那さんが電車に乗り込みながら、大きな声で「おい、お前、席譲ってもらえや!」と奥さんに言い出しました。
(え?!どういうこと?)
乗り込んできた電車は、お盆中の新快速、そこは優先座席でもない。
ごめんなさい。わたしそういうタイプの人、無理です。
赤ちゃんが重いのなら、旦那さんが抱っこすればいい話であって、まわりの人に聞こえるように「席を譲れ!」とばかりに大声で発言するって、どうかと思うんです。
わたしが赤ちゃん連れだった時は、混雑した電車にそもそも乗らなかったし、時間がかかっても普通電車や快速などを利用していました。
席も譲ってもらって当然なんて思ったことはないし、それでも、みんな親切に譲ってくれる方ばかりでした。
譲ってもらえ!と言われた奥さんは、どうしろというのでしょうか。
奥さんも同じく譲ってもらって当然と思っているのか、大声が恥ずかしいと思っているのかは不明ですが、奥さんが立った場所の前にいた人が「あ…どうぞ…」と半強制的に譲ることになりました。
怖い!こんな世の中どうなんだ。
みんな気持ちよく譲り合って、子育ては助け合ってするもの。
わたしはお席どうぞ!と声を上げるつもりだったけれど、少し離れていることもあったし、その旦那さんと関わりたくなかったので、そのまま目を閉じました…。
親切心バリバリだったわたしですが、急にブラックユミが出てしまいました。
席は譲ってもらって当然と思っていると、こういうことになります。
優先座席ではないので、譲ってもらって当然ではありません。
譲ってもらえたら「ラッキーありがとう!」と思っているほうが、本人も楽です。
あと、譲る側も赤ちゃん連れの場合、悩むケースが多いようです。
わたしは個人的に抱っこ紐でもベビーカーでも、近くにいたら声をかけます。
「よかったら、どうぞ」
抱っこ紐の場合、立って外の景色を見ているほうが、赤ちゃんが泣かないケースがあります。同様に、ベビーカーも立ったまま揺らしているほうが、赤ちゃんにとってよい場合が。
よかったら、と声をかけているので「大丈夫です」と断られたら、そのまま座っておけばいいのです。
譲るかどうかとか、断られたらどうかとか、細かいことは気にせずに、自分がしてあげたいと思うことをすればいいと思うんですよね。
③急に押し倒された地下鉄御堂筋
大阪の地下鉄御堂筋線は、特別混雑している路線です。
大阪から乗り込んだので「ギューギュー、押し込め押し込め」で乗ります。
わたしはつり革を持って立っていたのですが揺れが激しいので、日頃の体幹トレーニングだと思って、お腹に圧をかけていかに揺れないかを一人で挑戦していました。
そんなとき、隣にいたおじさんが、すごい勢いでぶっ飛んできました。
手すりを持っていなかったみたいで、そのまま身を全部ドーンと。
直撃したわたしは、反対側のおじさんも道ずれにしてぶっ飛びました。
飛んできたおじさんは外国の方だったようで、外国語で謝っていました。
するとわたしのうしろにいた若者男性が「おい!おまえ謝れや!!」と叫び出しました。
外国の方なので(通じないよ)とわたしは思ったのですが、さすが大阪、怖い怖い。
「そんなキレんでもええやんか…わたしや被害は!」と言ってやりたかったですが、若者男性はこれ以上言わなかったこともあり、わたしは大人なので黙りました(笑)
わたしは普段は神戸の人って感じで思われていますが、大阪出身です(笑)
満員電車って知らない人同士が密接する場所なので、人間性がよく出る場所だな~と思います。
なにより、みんな怪我がなくてよかったです。
④「人生修復」
JR大阪駅に着いたときのこと。
電車を降りたすごい数の乗客が、一斉に改札口に向かいます。
わたしがとても短いエスカレーターを歩いて登っているとき、大きなスーツケースを持って大混雑の中なのに本を読んでいる30代くらいの男性がいました。
短いエスカレーターのほんの数秒ですら、本を読みたいのか。
どんな本を読んで、そこまで没頭しているのか。
わたしは本を覗きました。
でっかい字で「人生修復」と書いてありました。
すぐ忘れそうなワードだったので、わたしはその短いエスカレーターを歩いて登りながら、スマホメモに「人生修復」と入力しました。
その本がこちら。
その男性は、そんなに人生を修復したかったのか。
その話を、待ち合わせしていた友人に早速話したら「わたしも読むわ!」とググり出したんです。
少し引用したものがあって、書いていた内容がこちら。
有酸素運動を週に150分行うと、心身の健康を高めることができる
友人がわたしに「有酸素150分やって、もっと走らなあかんで!」と。
80キロ走ったばかりの友人に怒られちゃったというオチです…(笑)
30分3回じゃ、足りないよね(笑)
でもね、見知らぬ人が真剣に読んでいた本を、すぐにわたしも読んでみる!って言える友人が素晴らしいと思うんですよね。
行動を起こす・アクションまでの時間がはやい人って、やっぱり生き生きしている。
まあ、これもわたしがすぐスマホメモを取ったからこそ!わたしもよくやった。
ということで、「人生修復」読みます…そんなに人生困ってないけれど(笑)
人も本も、出会いは必然。
必ずわたしに響く言葉があるから、わたしの目に止まったんです。
さいごに
人間観察って、面白いですよね。
特に人数が多い電車は、観察対象が多いこともあり、面白いこといっぱい。
スマホばっかり見ていないで、目線を上げて生きていると、こんな経験がたくさんできます。
みなさんも面白い経験があったら、メモしておくと楽しいですよ。
読んでくださって、ありがとうございます。
では、また。
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