現在30代40代の方、自分のちょうどいい運動習慣を持たれていますか?
「ちょうどいい」とは、生活の中にうまく取り込んで習慣化されていて、そして無理せず楽しみながらできる運動ですよね。
わたしは大人になってから多くの運動をはじめたからこそわかること、そして長年マラソンランナーをしていくと60代以降にどのようなことが起こるのか、考察してみたいと思います。
40代からのちょうどいい運動習慣
わたしは学生時代は全く運動と縁がなかったので、30代で子育てが少し落ち着いた頃から運動をはじめました。
まずジムで筋トレをはじめました。そこからランニングをはじめ、ジム内でやっているヨガ、ピラティス、ボクササイズ、エアロビクスなどなど、プログラムはほぼ全て参加してみました。その他にはロードバイク、水泳、そしてトライアスロンにもチャレンジしました。
なぜ急に運動をはじめて、こんなにたくさんやったの?と思いますよね。
それは、単にしてこなかったからこそ、どの運動をすればいいのかわからなかったのです。
とりあえずジムに通い、トレーナーさんがいうまま筋トレを週3回教えてもらった通りにこなし、トレーナーさんにランニングを薦められて外を走るようになり、ジム友に誘われてスタジオプログラムに出ました。
たくさんやってきたからこそ、自分にとって「ちょうどいい運動」がどんな種類なのかを知ることができたのです。
それが、現在継続できている運動です。
現在継続しているのは、筋トレとランニングと太極拳です。
わたしは個人でする運動が好きで、好きな時間にできる運動が好きだとわかりました。
ヨガやダンス系のスタジオプログラムは大人数でするもので、時間が決まっています。子育てで時間が不規則になりがちなわたしは、それらを継続するのは負担です。
しかし、ジムに通われている方はみなさん人と一緒に参加するのが楽しくて、決まっている時間だからこそ習慣になって運動を継続することができるそうです。
もし自分にとってちょうどいい運動が何なのかわからないという方は、1人が好きなのか友達と一緒にするのが好きなのか、をまず絞って探してみるとかなり限定されてくると思います。
市民マラソンランナーの未来はどうなる?
フルマラソンに毎年何回も出ている人が、60代になってくると苦戦するのが「タイムがどんどん落ちてくる」という事だそうです。
マラソン大会は制限時間が決まっているので、あまりにも遅いペースで走ると途中でストップがかかります。この時間制限がネックでフルマラソンを諦める。
その後は、ウォーキングに変更したり、山登りをしたり、スピードがいらない運動をされます。
男性はこのような感じで移行していくのですが、問題は女性です。
実は、ランニングは骨盤底筋にとても負荷がかかってよくない運動だと知っていますか?
骨盤底筋は骨盤の底にある筋肉で、ここが衰えると尿漏れや頻尿の症状が出てきます。女性で年齢を重ねていくお悩みで尿漏れは深刻です。それがランニングによって悪化するというのです。
ランニングやトランポリンといった着地の衝撃がある運動は、骨盤底筋に体重の4倍もの力がかかります。そのため、ランニングを長時間することは、実は骨盤底筋に大きなダメージを与え続けているということなのです。
健康のために走っているのに、よくない運動だと言われると悲しいですよね。
そのため、わたしは骨盤底筋を鍛えるために、太極拳を習っています。ランニングを継続したいから、太極拳を習いはじめたのです。
太極拳はジムのスタジオプログラムなので、大人数で決まった時間に習いに行きます。それが苦手なわたしはとても苦戦しました。本当は週2回ありますが、週1なら苦手なわたしでも通うことができています。
決まった時間に通うのが大変でも通うべき理由がありました。骨盤底筋を鍛え、体幹を鍛えるコツは太極拳で学ぶことができるからです。
年齢を重ねて少しづつ時間が取れるようになったら、ひとつの運動だけに絞らず、いくつかバランスよく運動をすることで身体の負担も分散されます。
60代になったらフルマラソンがだんだん走れなくなるのか…と悲観的にならず、今から先の未来を想像しながら自分にとってちょうどいい運動を模索できるといいですね。
では、また。