ランナーのみなさん、こんにちは!
わたしが貧血とわかり鉄剤を飲み始めて、1か月が経ちました。
ランナー貧血で悩んでいる方って、すごく多いと知りました。
お薬を飲み始めてどれくらいで走れるようになるのか、フルマラソンは可能なのか?
貧血の1か月経過報告です。
貧血で悩まれている方、神戸マラソンへチャレンジされている方の頑張りに繋がればうれしいです。
貧血発覚から1カ月、内科報告
鉄剤を飲み始めて1カ月が経ち、2回目の内科受診です。
前回の血液検査報告書ももらいました。
<2023/8/18>
赤血球数 374↓
ヘモグロビン量 9.1↓
ヘマトクリット値 28.0↓
貧血に関わる数値は全部アウト。他は大丈夫でした。
ヘモグロビン値は男女とも10g/dl以下になると、めまいや息切れなどの症状が現れ、「中等症から重症の貧血」と診断されます。
わたしはヘモグロビン値9、他の数値も低いので重症だと言われました。
そこから1カ月たったので血液検査をするのかと思ったら、まだ早いので10月上旬にしましょうとのこと。
「え?今日しないの?」
採血する気満々でした(笑)
自分では貧血症状が楽になっている実感はあったのですが、一番心配なことを聞いてみました。
先生の目の奥には(貧血なのにあなた神戸マラソン走るの?)みたいな空気を感じ…(笑)
「フルマラソンだよね~?(-_-;)」って、先生まで焦る様子も。
すごく親身な優しい先生で「食事も睡眠も大事にして、この調子だよ~」って励ましてくれました。
血圧もギリギリ100あったし(低血圧で上96でした)よくなってると。
初めて受診したとき、あまりの古い病院にホラー映画とか言っちゃって反省…(-_-;)
先生の人柄って、すごく大事だと思うんです。
安心する声掛けとか、目を見て話してくれる雰囲気とか、本当にありがたいです。感謝です。
弱っていると、ちょっとした優しさがぐいぐい心に沁みます。
弱っているって書いたけど、けっこうよくなっている感がしていて、弱っているふりして病院きちゃったみたいな元気さも、しなくもない(笑)
わたし個人の体感ですが、鉄剤を飲み始めてあきらかに変化を感じたのが、3週間たった頃です。
ちょっと走っただけで、頭がくらくらしていたのに、ゆっくりなら走れるようになったのが3週間くらい。
まわりの人に貧血の話をすると、かなりの人が経験者。
どれくらいで良くなったか聞いてみると、丸1年かかったとか、そんなすぐには治らないものだよ、って回答。
わたしも学生の頃、丸2年以上かかって完治したので、甘くない。
「貧血で全然走れなくて、長年かかって完治して、やっと走れるようになりました!」
みたいな美談はいらない。
1日も早く走りたい、気持ちよく。
急に10キロ走れた理由
あんなに落ち込んでいたのに、ちょっと走れそうな雰囲気が出てきたら、神戸マラソン完走へ大きく一歩前進したような(笑)
貧血でも走れるポイントに気付きました。
29℃以下の涼しいとき
涼しい29℃以下ならなんとか走れるようで、毎日天気予報とにらめっこ。
9/11 お天気が悪く27℃
チャンス!!
なんと、5キロを30分切って走れました!
キロ6分切れたのは、何カ月ぶり?!
嬉しすぎて、走り終わって「やったーやったーやったー」何回言うんだ。
やったー!しか言葉が出なくて、ずっとリピート「やったー!」
帰宅して第一声が「うれぴー!」に、子どもドン引き。
9/15 28℃ 10キロチャレンジ
調子に乗ったわたしは、とうとう念願の10キロにチャレンジ。
一度も止まらず、10キロを6:47/kmで走りきりました。
またリピート「やったー!」(ひつこいくらいの喜びよう…)
酸素不足なのか呼吸が苦しいので、走るスタート時からすでに30キロ走ったあとのような身体の重さなんです。
たった10キロでも、フルマラソン走ったくらいの感動すら覚えました。
9/17 30℃ 撃沈
今度は15キロ走ろうと出たものの、まだ陽が高く30℃。
すでに6キロくらいで腰が落ちてきて、とてもじゃないけど10キロすら無理っぽい。
頭がくらくらしてきた。
8キロで気分転換に、持参していたウィダーインゼリーを飲んで元気復活!
するはずが、なぜか器官に入って、むせまくり。
そこからむせるのが止まらなくて、ランニング終了。チーン
2キロウォーキングして、無理やり10キロでおわり。
疲れが出たようで、翌日はたっぷり寝たのにさらに昼寝3時間半もして、無理はいけないと反省。
すぐ調子にのるよね、まだ余裕ぶっこいちゃダメだよね。
病気を美談にしたくない
わたしは全てのできごとに意味があって、偶然ではなく必然だと思っています。
人の出会いも、仕事の転機も、病気もそう。
今回の貧血に関しては、なぜこのタイミングで貧血になったんだろうと考えたんです。
コロナ禍からイマイチ本気で走ることに意識が向かなかったわたしに対して、その意味を教える為だったのかもしれません。
貧血で2キロしか走れなくなって、それでホッとしてフルマラソンを早々に辞退するのか。
それとも心から走りたいと願って、ギリギリまでチャレンジするのか。
実際に走りたいと強く思ったきっかけになったし、貧血がわかったタイミングが3ヵ月前、なんとかなりそうなうまい具合のタイミングでもあったわけで。
1カ月前に発覚してたら、とてもじゃないけど、フルマラソンには間に合わない。
ここ何十年健康だったのに、今貧血になった理由もすべて必然だと言われたら、そうなのかもしれない。
でもそれって、後付けじゃない?
よく「病気のおかげで幸せに気付けた」という語りや経験談を聞くことがあります。
わたしは病気になってよかったなんて思わない。
いろんな気付きがあったのは、今後の健康のための経験になっただけ。
ずっと健康がいいに決まっている。
「気」がなくなった
わたしはいつもまわりの人に元気を与えられる存在でいたいって思っています。
「会ったら元気になる!」と、よく言われるのもいい気を出しているから。
人間パワースポットになることが、自分自身が元気でいられる秘訣。
そんなわたしでも、貧血になった途端「気」なんて出ない。
身体もずっとだるくて覇気がない。だるさだけでなく気力も低下する。
わたしは貧血なので血(赤血球)が足りないわけで、血流も悪い、低血圧。
そんな状態で「気(エネルギー)」があるわけがないんです。
病気の人に「もっと心を強くもって!」とか言ってもそういう問題ではない。
そんな自分も受け入れるだけ。
元気がないときは、人に励ましてもらえばいいし、自分から貧血で困ってますって言うことで、いろんなアドバイスをもらってついでに元気ももらう。
ただ、美談にはしたくない。
美談にする癖がついてしまったら、ずっと病気から離れられないような気がするから。
だからこそ、まわりの人がもし病気になって落ち込んでいたら、気持ちが大事だとか、気合が足りないだとか、そんな言葉はかけないようにしよう。
病気が良くなれば、また気が戻ってくるんだから。
ジム友おすすめ鉄
わたしがジムのみなさんから「貧血にはこれがいいよ!」とおすすめして頂いた商品の中で、面白いものがありました。
今は鉄剤を飲んでいるので食事だけ気をつけていますが(鉄の取り過ぎもよくない)、しっかり治療したあとは、教えてもらった商品を取り入れて継続できたらいいなと思います。
ちなみに、ドラえもんの鉄はケトルに入れてお湯を沸かせばいいようで、かわいいですよね。
今日も読んでくださってありがとうございます。
では、また。
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