わたしは2016年からランニングを継続していますが、
ある条件がそろうとランニング中に蕁麻疹(じんましん)が出ることがあります。
6-7年走っていると、その条件と対策を自分なりに発見したので、
もし蕁麻疹が出て困っている方の参考になればと思います。
ランニング中に蕁麻疹が出るのはなぜ?
蕁麻疹(じんましん)の原因を医師に聞いたところ、
原因ははっきりわかっていない病気である(原因不明)とのこと。
中でも「運動誘発アナフィラキシー」という病気があります。
これは運動したことをきっかけに、「ほてり・じんましん・多汗・むくみ・吐き気など」の症状が出るのです。
こちらもはっきりと原因はわかっていませんが、一般的に「食事と運動の組合せ」だと考えられています。
「運動の前にアレルギー反応を引き起こす特定の食品を食べた場合」に発症することが多いということです。
参考資料:
食物依存性運動誘発性アナフィラキシー
・原因食品:小麦、海老、蟹、イカ、貝類、ブドウ、もも、アスピリン製剤の内服
・運動:特にランニング・テニス・サッカーなどの運動量の多い全身運動に起こりやすい
・対策:原因食物を避ける、運動の事前に考えて食事をする、症状が出たら直ちに中止する、抗アレルギー薬の予防投与
引用元:藤沢総合診療研究会
Popular Science という海外のサイトにも記載があります
どれくらいの運動量で症状がでるのかは人によります。
また、特定の因果関係はないのに運動だけで症状がでる場合もあり、発症原因はさまざまだそうです。
わたしの蕁麻疹の経験談
わたしがランニング中に蕁麻疹が出る場合:
食事後にランニングをしたとき
まだ胃に消化されていない食事が残っている場合、高確率でランニング途中で蕁麻疹が出てきます。
運動により、アレルゲンが腸からの吸収増加をするために起こるようです。
食べているものは和食・洋食さまざまですが、共通するのは「消化しきれていない状態で走る」ということ。
わたしの場合、食後4時間はあけて走るべきですが、走れる時間が限られている場合など、つい忘れて走ってしまい、途中で顔と首がかゆくなってきます。
そうなるともう手遅れで、どんどん蕁麻疹は増えていきます。
抗アレルギー薬(タリオン錠)を飲むまで、蕁麻疹は止まりません。
わたしの対策
今までに何度も蕁麻疹が出ているので、今ではランニングのリュックに抗アレルギー薬を必ず入れています。
薬は病院で処方してもらい、保管しています。
普段は飲んでいませんが、ランニング中に蕁麻疹がでたらすぐ飲みます。
飲んだ後30分もすればおさまります。
かといって、食後すぐ走っても蕁麻疹が出ないときもあります。
食事後すぐに走る場合は、念のため先に薬を飲んでおくこともあります。
病院に行けないときはネットで購入して、常に持っている状態にしておきます。
塗り薬では間に合わないので、飲み薬がいいです。
低血糖症も経験あり
食事をしてから4時間以上あけてから走ったほうがいいことは、もちろんわかっているのですが、わたしは「低血糖」になることも昔から多いタイプです。
低血糖症とは:
血液中の血糖値が低下し、異常な空腹感、脱力感、手指の震え、冷や汗、動悸などを起こす症状のこと。
低血糖を防ぐために、あまり空腹で走らないように気をつけていますが、走る前に食べ過ぎると「運動誘発アナフィラキシー」が出て蕁麻疹に。
このバランスが本当に難しい。
そこから、わたしは腹持ちのよいオートミール朝食にして、空腹感を感じないようにさせました。
そしてランチは食べずにバナナかジェルを少しとって、走りに行くようにしています。
またいざという時のために、飴はいつも携帯しています。
バランスを取りながら、自分の身体と向き合って、ランニングを継続しています。
我ながら、ややこしいなーと思っていますが、今のところアレルギーの原因を突き止める検査はしていません。
まとめ
運動誘発アナフィラキシーを一度経験すると、運動することが怖くなるかもしれませんが、専門医に相談して適切なアドバイスを受けましょう。
諦める前に、まず自分を知ることですね。