子どもが小さい頃はどんな習い事をさせればよいか、悩む方が多いと思います。
手当たり次第させてみる方法、友達がしていることを一緒にさせてみる方法などありますが、特にママ友に薦められたり影響されて習い事をさせる方も多いのではないでしょうか。
外向型・内向型という心理学を知った上で子ども性質をよく観察すると、そのヒントが多く隠されています。
自分自身のことも知るきっかけにもなります。あなたは外向型・内向型どちらでしょうか?
外向型・内向型とは
今回ご紹介する外向型・内向型は有名な心理学者ユングによるものです。
ユングではなく、一般的によく言われている○○的というのはこちら。
外向的:人と一緒にいるほうがエネルギーが充電できる人
内向的:ひとりでいるほうがエネルギーが充電できる人
今回はエネルギー充電の話ではなく、興味関心がまわりの環境とどのように関わるタイプなのかを知るユングが唱えるタイプ分類をご紹介します。
心理学者ユングによるタイプ分類
「心のエネルギー・興味関心が周囲の環境に対してどう向かうか」を知ることで、外向型・内向型を分類しています。
それを知ることで人と関わることが向いているのか、ひとりでコツコツやることが向いているかがわかります。
外向型:エネルギーが外との関係に向かう、外を気にかけている
→ものごとを考えるとき周囲に影響されやすい
内向型:自分との関係に意識が向かっている
→ひとりが平気、自分で自分のルールを決めれる
子どもの習いごと
日頃から子どもの意識や関心がどこに向かっているのか、観察してみましょう。
人と関わることに喜びを見いだす子どもなら、サッカーやダンスなど大人数でする習い事をさせるとイキイキします。
ひとりで自分に集中してやることが向いているなら、絵画教室やプログラミング教室などもおすすめです。
子どもが小さい時期は親も経験が浅く、習い事ひとつ決めるのにも他人の意見を受け入れがちです。
「運動機能を高めるために、体操教室に通わせたほうがいいよ!」など言われることも多いでしょう。
しかし、大人数で運動することに向いていない子どもにさせても苦痛です。
いろんな経験をさせて向いていないと思えば辞めてもいいですが、外向型・内向型という子どもの特徴を知っていれば、よりうまく経験が積めるのではないでしょうか。
我が家の場合
わたしの経験でいうと、どうみても我が子は外向型で「スイミング」はとても合っていたようです。友達と一緒に通い、コーチとも仲良くなり、バタフライまで全部クリアし楽しそうに通っていました。
失敗したのは「そろばん教室」です。
個人でコツコツ静かにやるそろばんは、まわりの友達が気になって全然集中できず。
長年継続していましたが、全く上達しませんでした。
もっと早くこのタイプ分類をわたしが知っていれば、辞める決断を早められたのではないかと思っています。
大人はもっと細かく分析してみよう!
外向型・内向型の中に、さらに「思考・感情・感覚・直感」に分けることができます。
それは心のフォーカスする向きがどこに向いているか、という具体的なことです。
心のフォーカスする向き
あなたは心のフォーカスがどこに向かっているでしょうか?
思考:言語能力や考えること
感情:自分の感情
感覚:物質的なもの物理的な要素
直観:この後のことを推察する
思考:言語能力や考える
外向型→現実社会に合理的に対処できる・会社員
内向型→他人の意見に左右されない
感情:自分の感情
外向型→クラスの人気者社交的
内向型→好き嫌いがはっきりしていても外に出さない、もめない
感覚:物質的なもの物理的な要素
外向型→いいものをみるたべる・いい事を聞く・楽しい様子を見つける快楽主義者
内向型→空想が好き・ひとりで見いだす感動
直観:この後のことを推察する
外向型→冒険家・外に向かって進む出会いたい・直感で決めたい
内向型→芸術家・一人で絵をかく・ひらめき
ユングの性格分析の本や、心理学者の植木理恵さんの解説も組み込んで記載しています。
ちょっと難しいので、詳しく分析されたいかたは本をごらんください。
わたしは「外向型の感覚」
家でじーっとしているよりも、外にでてジムに行く。
そこで多くの人と関わり会話し、いろんな情報を得たりすることが楽しいと感じるタイプです。
たしかに「いい事を聞いた!」ってよく言っています。
外向型・内向型は必ずどちらかではなく、両方持ち合わせていてその割合が違う場合も多いです。
わたしは大半が外向型ですが、内向型の傾向もあり、今もひとりでブログをコツコツ書いたり、ランニングも一人で走るのが好きです。
根本的に外向型なので、ずっと家にいると息が詰まるので、人と会話したり外に出かけるとすごく心がワクワクします。
ただ、外向型すぎて他人の意見を尊重しがちなので、内向型のスイッチも入れられるように意識しています。
よくあるのは、誘われたら断れなくてモヤモヤしちゃうとか。
今は「他人がどう思うか」ではなく「自分がどうしたいか」を基準に物事を考える癖をつけています。
他人との関わり合いで、生きていく上でやりにくいと感じることがあれば、心理学を学んだり本を読むことで解決されることがたくさんありますよ。
まとめ
すべての性格がきっちりタイプ別分類されるわけではなくあくまで傾向ですが、自分を知ること、子どものタイプを知ることで、何かを決めるときや困った時の対策になります。
自分のことは自分が一番よくわからないといいますが、自分のことを分析することは、結果生きやすくなるし、良い所を伸ばすことでもあります。
特に、若い頃に自己分析をしておくと仕事にも生かされますから、ぜひやってみてくださいね。
では、また明日。