神戸マラソン

わたしが神戸マラソンを走ると誓った不思議なできごと

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コロナ禍の3年間は環境だけでなく、思考や心までも変えてしまった。

そう、強く思うことがたくさんありました。

わたしにとって神戸マラソンは、神戸市民としてどうしても走りたい大会。

それなのにコロナ禍を過ごすうちに、熱が冷めてしまった。

わたしはここ数年、ランニング熱を上げるなにかを、密かに待ち望んでいたのです。

長い期間山ごもりをしていたような感覚から、やっと抜け出せたできごとがありました。

今日は神戸マラソンに出ると決めたきっけかけと、コロナ禍が明けてわたしが挑戦することについて書きました。

みなさんも、これからです。

世に出るタイミングは。

神戸マラソンを走る決意ができない

6月30日、神戸マラソン2023の抽選結果が発表される日です。

昨年の振り返りになりますが、わたしは神戸マラソン2022に当選したものの、辞退しました。

理由は、マスク生活になってから扁桃炎で頻繁に高熱が出るようになったのです。

詳しい内容はこちらのブログを↓

今年は神戸マラソン大会に出ない理由「今年は神戸マラソンは走らないのですか?」 よく聞かれるのですが、今年はマラソン大会自体に出ないことに決めました。 特に神戸...

マスク生活に慣れてくると、あれほど悩まされた扁桃炎の症状が一切出なくなりました。

もう大丈夫かもしれないと思い、再度神戸マラソン2023にエントリー。

当選するだろうと思ったけど、やっぱり当選(倍率1.8倍)!

気が変わらないうちに、すぐ入金しようと思っていました。

けれど…どうしても過去の経験が、入金したい自分を押さえつけます。

また足を故障してしまったら家族に迷惑をかけてしまう

また体調が悪くなったらどうしよう

そもそも本当にフルマラソンを走りたいのかわからない

「たかが趣味のマラソン大会に出るかどうかで、なぜそんなに悩むの?」と思うかもしれません。

わたしのラン友は昨年の神戸マラソンをギリギリ完走したのですが、なんと大会までのランニング練習はトータル26キロ。

トータルですよ、全然練習してなくても、マラソン大会出る人もいるんです。

しかも、彼はめちゃくちゃ楽しそうでした。

「なんとかなる!」ってわかってるんですが、大会に出るとなるとそれなりにランニングに対して多くの時間を確保する必要があります。

なにかを得るためには、なにかを手放す。

時間は平等に24時間ですから、これもトレードオフです。

そこまでしてマラソン大会に出たいのか、自問自答する日々。

そんなとき、太極拳の先生から「県大会に出てみないか?」と、声をかけて頂きました。

いまこのタイミングで声がかかった理由は?

マラソンではなく、わたしは太極拳を極めたほうがいいかも?

すべてのものごとに必ず意味があると思っているわたしは、さらに入金する指が止まりました。

急に暑くなったこともあって、ランニングがとにかくつらいし、朝ランにも失敗しました。

どこに向かうのか、わたし。

なぜこんなに人生悩んでいるのか、なぜ方向性を見失っているのか。

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人生に悩んだときは、ヒントが舞い込む

今までの人生の流れを考えると、悩んだ時は必ずどこかのタイミングでヒントになる何かが起こります。

「どこかのタイミング」は、たいてい自分が好きなことをしていたり、好きな場所に行ったときです。

7月18日、大好きなピアニスト反田恭平さんのコンサートに行きました。

その日、人生の方向性が変わりました。

①本に出会った

ピアノ・リサイタルの前に、焼肉を食べて、たまたま寄ったスターバックスが蔦屋書店と隣接しているところでした。

本屋さんはいつもわたしにヒントをくれる場所なのですが、コーヒーを飲んで、ついでに蔦屋書店を一周しました。

すぐに目に入った本が「君は誰と生きるか」

本が山積みになっていて、白のシンプルな表紙をすぐに手に取りました。

まえがきー

「人とのつながりが少ない」と、無駄に焦ってはいないか?

君は誰と生きるか

そこに、わたしの本当の答えがありました。

わたしが神戸マラソンに出ることを躊躇したのは、コロナ禍により人との繋がりが少なくなったことへの不安でした

走ることで時間が取られること、怪我や高熱への不安、それらの問題は本当の問題ではなかった。

今まではラン友や身近な人に囲まれて参加していたマラソン大会、なぜか今回はひとりで参加するような気持ちになっていたのです。

コロナ禍というのは孤独ではないのに、孤独であるかのような気持ちにする期間。

人に会う機会が減ったことによる、後遺症でしょうか。

身近にはジムのランニング友達がたくさんいますから、応援してもらっていることも知っていますが、過去に比べて人数が減ったことによる変な不安。

わたしの答えが欲しいとき、強く求めるとどこからか不思議と答えはやってきます。

先ほど出会った本には、こう書いてありました。

人脈は狭ければ狭いほどいい。

いくら数だけ増やしても、その人たちはいざとなった時、あなたのために駆けつけてくれる人にはならないのだ。

狭くてもいいんだ。狭いほうがいいんだ。

それが、答えでした。

本屋さんというのは不思議なところで、同じ本なのに書店によって目に止まる本が違います。

出会いは必然、それは人だけでなく、本もそうなのです。

【本屋さん】自分の本音を見つける場所であり、あなたも救ってくれる自分のことってわかってるようで、わかっていないものですよね。 今すごくやる気があるのか、それとも今はのんびり心を癒すときなのか。 ...

②知らない人からのハイタッチ

自分のモヤモヤの答えが明確になり、再度神戸マラソンを走りたいのか、繋がりが減っても同じように全力で楽しんで走れる自分なのかを考えました。

入金締め切りが7月24日。

23日に最終の答えを出すために、夕方須磨までランニングに出ました。

気温は高いので、走ることはつらいです。汗も頭から噴き出ます。

心を無にして、ただ走ることを楽しもう。そう思いました。

夕陽が沈みそうで、空がとても美しくて。

ランニングの素敵なところは、この景色が見られることだと、初心に立ち戻ったような気持ちになりました。

喜怒哀楽を隠せないタイプなので涙が出そうでしたが、ランニング中にそんな気持ちになったのは久しぶり。走れることそのものが、幸せなんだと。

須磨海岸に着いたとき、海開きしたこともあってたくさん人がいました。

ある若い男性グループがこちらに向かってワイワイ歩いてきました。

急に、目の前に手のひらが現れました。

その男性グループのひとりが、走るわたしにハイタッチを求めてきたようです。

「がんばれ!」って、その人が叫んだんです。

あまりに急だったので反射神経的な感じで、その手にタッチして返しました。

あっという間のできごとで、その人の顔もよくわからないけど、その時、神戸マラソンに出ることを決めました。

たぶん、マラソン大会で応援してもらう時の気持ちになれたんだと思います。

帰宅して、すぐに入金ボタンを押しました。(18,000円、高い笑)

全部やろう!

わたしには家族もいる、幼稚園からの幼なじみもいる、一緒に泣きながら話す友達もいる。

そして、見知らぬ人からも必要なタイミングで声をかけてもらえるんだから、一体何の不安があるのだろうか。

神戸マラソンも走ればいいし、太極拳の県大会も出ればいい。

したいこと、全部やればいい、って。

11月に神戸マラソン、来年2月に県大会。

どこまでできるかわからないけれど、やってみよう。

元々好奇心旺盛なタイプだし、今までやってきたのに、弱気になっていたのかもしれない。

弱気になる、守りに入るというのは、実は幸せな証拠でもあります。

コロナ禍で家族のありがたみや、人に大切にしてもらうことの意味を深く感じる期間であったから。

「ありのまま」というけれど、頑張らなくても必要としてもらえて、大事にしてもらえるとわかったから。それは幸せだから、そうなっただけのこと。

けれど、わたしらしく生きていけたら、もっと楽しい人生が待っているに違いない。

きっとあなたもモヤモヤしている期間があるのなら、必死にヒントを探す日々を送ること。

なにかを求めていると、求め続けていると、必ずやってきます。

では、また。

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Yumi Miyai
<Webライター・ブロガー> ザ・リッツ・カールトン大阪で11年勤務後、2児の母に。 「好きなことだけして生きる」をモットーに、キレイは運動と心で叶うコツを発信しています。

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