コラム

ストーカー被害になぜ合うのか、自分を守る方法

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わたしは今まで数多くのストーカー被害にあったことがあります。

学生時代からはじまり、大人になってからもです。

心の傷は何年経っても癒えるものではありません。

現代はSNSが普及したことにより、さらに狙われる機会も増えるし、身元がばれる可能性も高まっています。

ストーカーに狙われる人は、隙があるから?油断しているから?

違うんです。それでも自分のことは自分が守らなくちゃいけないんです

女性はもちろん、お子様をお持ちのみなさんも、ストーカーからどのようにして身を守るのか、わたしの経験談を元にご紹介します。

わたしが苦しんだストーカー被害

ストーカー被害って、具体的にどのようなことがあるのかご存じですか。

深刻な被害にあっている方に比べたら、わたしが経験したことは比較的軽いのかもしれませんが、特に印象に残ったことを参考までにご紹介します。

①下校時の待ち伏せ

わたしは遠方の高校に通っていたので、電車の乗り継ぎが多く、片道1時間40分かかりました。

痴漢が多い地下鉄御堂筋線にも乗っていたので、より変な人に遭遇する機会が多かったのです。

もちろん帰宅時間も遅かったので、より深刻でした。

学生時代にありがちな「待ち伏せをして告白をされる」というケースも多々ありましたが、ストーカーは見ただけで印象が違います。

ある日若い男性に待ち伏せをされて、自分がどれほど好意を持っているのかを一方的に熱弁し、急に肩を抱かれてその辺に座らされました。

頻繁に待ち伏せをして見ていたようですが、わたしは知らなかったのです。

肩の手を払うことさえできませんでした。目が普通ではなかったのです。この人はキレたらやばい、と察しました。

相手の話を聞くことだけに徹すると、帰してくれました。

その翌日から、母が毎日駅まで迎えに来る生活がはじまりました。

携帯電話がなかった時代ですから、公衆電話で自宅に電話し、迎えに来てもらう。わたしも母も大変でした。

あの怖い目は、今でもはっきり覚えています。何もなくて本当によかった。

②電車のビデオ撮影

ある日、あまりの疲労で電車の中で、寝てしまいました。

ふと目が覚めて前を見ると、目の前でビデオを撮影されていました。

今はスマホですが、当時はビデオカメラです。

ビデオカメラは録画ボタンを押すと、赤いランプが付きます。赤いランプが付いた状態でこちらに向けていたので、すぐわかりました。

ちょうど駅に停車したタイミングだったので、その人は慌てて下車して走って逃げました。

あまりの恐怖で、わたしはなにもできませんでした。

その後、自宅に頻繁に電話がかかってくるようになり、電車で撮影したビデオ映像をばらまくぞ、といった脅迫電話です。

もちろん警察に相談して、自宅周辺のパトロール強化を約束してくれました。

ストーカー規制法が成立されたのは2000年です。わたしの学生時代にはなかった法律なので、警察もできる範囲でしか助けてくれませんでした。

どこに出かけるのも怖かったけれど、電話がかかってくるので自宅も怖かった。

いまだに誰なのか、何がしたかったのか不明です。

③知人がストーカー

結婚してからも、怖いことはありました。

必ず夫が夜不在の時に、電話がかかってきました。知人です。

はじめは気付かなかったけど、夫がいる時はかかってこないので、どこかで見ているのかとふと感じて怖くなりました。

内容は同窓会の相談なので不信感がなかったのですが、日程などの内容が具体的になったところでからくりを知りました。

同窓会なんて元々なくて、わたしと二人だけの同窓会を企画していたのです。

怖くなって電話を取らないようにしたところ、後日SNSに毎日のようにメッセージが来て、SNSアカウントを削除しました。

ストーカーの心理

ストーカーになる人は、自分の思いを抑えられないんです。

だから、自分の思い通りにいかないと、怒るし、執着するし、攻撃するのです。

人生は自分の思い通りにいかないことを、理解できないのです。

例を3つあげましたが、一回何かが起こったという話ではなくて、毎日のように何かしらの気配を感じ、恐怖を感じて生活してきました。

自分にどんな比があって、このようなことになるのか、いろいろ考えてきました。

でもどう考えても露出のある服を着ているわけでもないし、知らない人に笑顔を振りまいているわけでもない。

ストーカーは犯罪です

自分は悪くないと強く思えたので、わたしは心折れることなく自分で自分の身を守る方法を考え行動することにしました。

ストーカーから身を守る方法

もしストーカーらしき人物がいるのなら、すぐに警察に相談して守ってもらってください。

一番大事なのは、身近な人に伝えて、警察に相談することです。

今回は、あくまでわたしが実行した方法です。

①怪しい人を察する能力を身につける

特に遅い時間帯に出歩くときや帰宅時は、ぼーっとしないことです。

常にまわりの気配や人をチェックして、男性とは物理的な距離を置きます。

電車は必ず女性専用車両

女性専用がない場合は、できるだけ目の合う男性から遠くに移動します。

目が合う男性は、こちらをチェックしているので要注意です。

若い男性であっても、キョロキョロしている人は危険です。

以前、若い金髪の男性で、手にジャケットを持った状態で女性に近づいてジャケットで隠しながら痴漢をして大ごとになっている現場を見たことがあります。常習犯でした。

逆に怖いからと、自分自身がキョロキョロして警戒しすぎると変に目立つので要注意です。

要するに、夜は特に危機感を持つということです。

②防犯ブザーを持つ

防犯ブザーは、ストーカーや痴漢被害にあったとき、大きな音が出せます。

スマホのアプリでも防犯ブザーを鳴らすこともできます。

警視庁:防犯アプリ

ただ、万が一被害にあった時って、怖すぎて手が震えるのでスマホのアプリを立ち上げる余裕がないと思います。

わたしはカバンにキティちゃんの防犯ブザーをつけていました。

鳴らすことはなかったけれど、安心材料のひとつになります。

③強い心と身体を手に入れる

男性が相手なら、力では勝つことができません。

わたしは運動経験がなかったので、見た目も文科系でか弱く見えたのかもしれません。

怖い経験をしてきて思うことは、いざという時にまわりに人はいない

怖いタイミングはひとりの時にやってくるのです

自分しかいない。自分の身は自分で守らなくていけない。

筋トレをするようになって、力持ちになりました。

ランニングをするようになって、一般の人より速く走れるようになりました。

走れるという自信ができたことは、身体だけでなく心も強くなりました。

逃げたらいいんだ、走って逃げたら、誰かに助けを求めることができる。

今、太極拳を学んでいますが、ハマってしまったのは、小さな力でも大きな人を倒す方法をがあることを知ったからです。

徹底的に避けて逃げる。関わらないように努める。

するとどこかのタイミングで、いつの間にか消えてくれました。

「苦痛を黙って我慢するのか!?」と言われたら、そうではないんです。

法的な処置が必要な時があるし、我慢してはいけない事例もあります。

今わたしができることは、「この人には近づけないと思われるレベル」になること。

この人は相手にしてくれない。そう思わせたら、勝ちです。

NOを言う勇気を持つことや、体力的に強くなっておくことが、自信になります。

自分の思い通りにいかないのが人生

わたしは愛想がいいので多くの人に好かれ、そのかわり変な人にも好かれるのです。

もしわたしが無愛想で、笑顔もなく、挨拶もなく、機嫌が悪そうに生きていたら、ストーカーには合わなかったかもしれません。

最近では、ジムでセクハラ被害にあい、他の人にも被害があったこともありそのおじさんは出禁になりました。

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一体わたしが何をしたというのか。

感じがいいからと、受け入れてくれると思うのでしょうか。

いくらまわりの人がわたしを大好きでいてくれて、仲良くしてくれるからといって、ストーカーレベルの人に絡まれるのはつら過ぎます。

わたしなりに経験を生かして、いくつか対策が取れるようになってきました。

ストーカーやセクハラする人はもう雰囲気でわかるようになってしまいました。

少しでもあやしい好意を感じた瞬間、徹底的に避ける

これだけです。

人生は思うようにならないからこそ、自分にできることは何だろう、自分を守る方法は何だろうと試行錯誤するんです。

ややこしい人に絡まれたり、トラブルによく合い、長引いたり大ごとになって長くストレスを抱えている人もいます。

結論から言うと、人は同じレベルの人同士でしか問題は起きないといいます。

ややこしい人に絡まれたら、同じレベルで対応したり、怒って反撃するから解決しないし長引くのです。

スルーして逃げる思考も大事です。その人に関わっている時点で、自分が必要以上に粘着質になっている可能性があるという事も、大事なポイントです。

新学期や社会人として新生活を迎える方も多いかと思いますので、ストーカーや不審者から身守る方法をご家族で話し合われるよい時期です。

参考になれば幸いです。

では、また。

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ABOUT ME
Yumi Miyai
<Webライター・ブロガー> ザ・リッツ・カールトン大阪で11年勤務後、2児の母に。 「好きなことだけして生きる」をモットーに、キレイは運動と心で叶うコツを発信しています。