こんにちは、Yumiです。
よく一流アスリートが「ゾーンに入った」と言うのを
聞いたことがありませんか?
実は一般の市民ランナーでもコツを知れば可能です!
私は運動経験ゼロからのランナー歴5年になります。
ゾーンを一度体験すれば、ランニングの虜になりますよ!
Zone(ゾーン)ってどういうこと?
ゾーンを経験したアスリートがよく言うことは
「緊張しているのではなく、とてもリラックスしている状態」
だということ。
そのキーポイントになるのが「集中力」です。
その集中力によって「フロー体験」をし「ゾーン状態」に入るのです。
フロー体験とは
・流れに乗っている
・集中していると同時にリラックスしている状態
Zone(ゾーン)は誰でも体験している
実は、ゾーンは誰でも体験したことがあるのです。
大好きなゲームに夢中になって、気付けばすごい時間が経っていた。
本を読んでいたら、あっという間に読み切ってしまった。
など、これもゾーンに入っている体験なのです。
人はとてつもなく集中し、幸福を感じたときに、ゾーンに入る
ゾーンに入るには
ゾーンを体験するには、すばり!
「集中力をつける練習をすること」です。
まず「自分はどれくらい集中できるのか」を知ることが重要です。
普段走っていない人がいきなりフルマラソンに出ても完走できないように、
集中力の基礎がない人がいきなりゾーンに入ることはできません。
一歩一歩、集中力を高める練習をしていきましょう!
集中力を高める方法3つ
①自分を客観視する能力
自分を客観視する能力をつけると、集中力が高まります。
たとえば仕事をしているとき、部屋の角からカメラが自分を映しているように、
自分自身を見ているという感覚です。
何かをしている自分と、
それを客観的に見ている自分を同時に感じている状態
自分の状況を客観的に見ることができれば、
急なアクシデントに対応できたり、
集中力を維持しながらも柔軟な対応ができるようになります。
②幸せを感じる
フロー体験(集中していると同時にリラックスしている状態)
ができるトップアスリートは、厳しい練習が苦労だと思わず、
その競技ができる喜び、幸せを感じているからです。
メダルやオリンピックなどを意識しているからフロー体験ができる、
と思われがちですが、そうではなく、
本質は競技に対する熱意なんですね。
幸せを感じながら集中することができれば、
最高のフローに入ることができる
③課題とスキルのレベルを一致させる
たとえば、課題:フルマラソンを完走/スキル:全く走ったことがない
では全くレベルが一致しませんよね。
これでは、フローを体験することは難しいです。
課題とスキルのレベルを少しでも高い位置で一致させることができたとき、
幸せを感じるのです。
フロー状態は、スキルと課題が一致すれば入ることができる
私のマラソン大会ゾーン体験
2020年2月、神戸名物のマラソン大会「神戸バレンタイン・ラブラン」。
この大会で、私はずっと目標にしてきた10キロ50分切りというタイムを
出すことができました。
女子で56位(643人中)という自分でもびっくりの記録です。
この大会で、私は初めてランニングでゾーンを経験しました。
上記に書いた、集中力を高める方法3つが全て一致した瞬間です。
①自分を客観視する能力
私は普段ランニングをするときに、
今までで一番いい状態で走っている自分の姿をイメージしています。
コツは、かっこよく走る自分を、外から見ている感覚です。
私の場合は真夏のアクアスロン練習(海泳ぎとランニング)。
海泳ぎで体力を消耗しているのに、炎天下という過酷な状況で走ります。
海水浴に来ている人やまわりのざわめき、全ての空気を冷静に感じて、
自分自身は黙々と走る。
この気を抜けない環境下での練習を体験したこと、
そしてきつい状況でも上手く走れた感覚を、いつもの練習で意識することで、
集中力を高めることができたのだと思います。
②幸せを感じる
前年の2019年は私にとって苦しい一年でした。
足の故障により思うように走れず、すべての大会がつらかった。
その経験があったからこそ、足が完璧に治り、
「不安なく走れる」ということだけで、私はとても幸せでした。
③課題とスキルのレベルを一致させる
目標の50分切り、必ず走りきれる、そう強く思っていました。
課題:フルマラソンの経験もあるし10キロは必ず走れます。
スキル:今までの練習経験から、スキルは十分あります。
あとは、集中してリラックスするだけです。
しかし、目標に対する思いが強すぎると、
逆にリラックスすることが難しくなります。
実は当日、ラッキーなリラックス体験が2つありました。
1)スタートの時ランニング友達が私を見つけて、声をかけてくれました。
一人で参加していたので緊張と心細さ、そして凍えるような寒さです。
彼女の温かい声援のおかげで、ほっとして勇気がでました!
2)スタートからすごく集中している自分を感じながら、
キロ5分のハイペースでも息は落ち着いて、しんどくない。
なぜかまわりの景色が目に入らず、空気が澄んでいるような不思議な感覚。
真っすぐ前を見ることに集中していました。
すると目の前に「色っぽい壇蜜Tシャツを着たおじさん」が走っているのです。
なぜこのチョイスなんだろう、と冷静に思いつつ、
長い時間、このおじさんに引き離されないように走りました。
今思えば、あの壇蜜Tシャツがリラックスの大きな要因だったのですね。
全力で10キロ走ることは本当に疲れたのですが、
走りきったというのはこういう事だと感じました。
あの清々しさこれがゾーン、気持ちよかった、本当に。
はじめてのゾーン、それは故障というつらい経験を乗り越えて、
走れるということ自体に幸せを感じたから体験できたのだ
まとめ
ゾーンなんて一般人には無縁のことだと、私も思っていました。
けれど実際に超集中すると、清々しい空気感に包まれることを知りました。
もちろん、これらは日々の練習と気持ちのもっていきかた、
今までの経験が多く影響してきます。
あなたにもできます。ぜひ、ゾーンに入る経験を積んでみてください。