「今年は神戸マラソンは走らないのですか?」
よく聞かれるのですが、今年はマラソン大会自体に出ないことに決めました。
特に神戸マラソンはわたしにとって特別な大会ではありますが、出ない理由を自分なりに言葉にしたいと思います。
神戸マラソン2022に出ない理由
実はエントリーもして、フルマラソンを走るつもりで練習もしてきました。
今年は募集倍率が低かったこともあり、当選もしました。以前ブログにも書きましたが、3年ぶりのフルマラソンに再度チャレンジしたいという気持ちがありました。
しかし当選しても思うところがあり、入金するまでの期間に最終的に本当に走るか考えようと思ったのです。
なぜすぐ入金して走る!とならなかったのか…。
それは、家族が「無理しないでほしい」心配しとたという事実を深掘りしたからです。
わたしが無理するタイプであり、今まで散々故障して体調を壊してきたことを、家族はちゃんと見ていたようで…。
「家族に心配かけて走るなんてどうなのか」という気持ちと「やっと3年ぶりに開催される神戸マラソンを走りたい」という気持ちと。
自分がどちらを選択したらワクワクするのかという決断になるのですが、最終的に走らないことを決め、辞退することにしました。
今回、自分がまた無理していることをはっきりと自覚したことが決め手です。
フルマラソン練習は長時間なので、想像以上に身体に負担がかかります。負担は年々そのまますぐ身体に影響が出るようになりました。
コロナ禍からなぜか少し疲れが溜まると扁桃腺が腫れるのです。高熱が出て、症状が長引きます(コロナではないです)。扁桃腺の問題はここ数年ずっと気にしていて、無理をしないことを徹底的に継続できるようになってから、腫れることがなくなってきました。
運動の疲労具合と比例するように、確実にわたしの身体が反応するようになってきた。これは、一度立ち止まって運動そのものを考え直さなければならないという事です。これがわたしがここ数年に課せられた大きな問題でした。
わたしはいかに疲労を溜めずに運動と向き合うことが、最も重視すべきポイントだったのです。
マラソン大会に出ることにすれば間違いなくオーバートレーニングとなり、体調を壊すことはわかっているのに、それでもフルマラソンチャレンジをするということは、今までの学びが何も生かせていないという事になります。
毎日のように走ってもなんら問題なく、元気な人も多くいます。特にわたしのようにインスタグラムでランニングアカウントで発信していると、ランナーさんとの繋がりが濃くなり、その限られた繋がりの中でもっと走っている人、もっと挑戦している人の影響を受け、マラソン大会に出てこそランナーだという意識が刷り込まれます。
他人と比較するべきことではないのに、そして他に目を向けると大会に出なくても楽しく走っている人の数のほうが実は多いのに、そこに気付けなくなってしまいます。
わたしのように日々の子育てや家事、そして学習欲が強いため他の多くの趣味を増やしながらランニングをしている人は、やることが日に日に増えてきます。頭も身体も心もいっぱいいっぱいになって当然、どこかを減らさないと無理なのです。足すことは簡単でも、引くことは難しい。その引くことを、わたしは大事にしなければいけないのです。
今回マラソン大会を辞退したことで、多くの人から「Yumiちゃんなら余裕で走れるのに!」とか「マラソン応援にいきかった!」などのお声をいただきました。
いつも応援してくださって、わたしに期待してくれる人がたくさんいることは幸せなことです。しかし、わたしが一番大事にしているのはわたし自身の身体であり、心です。
また体調を崩したらどうしよう、思うようなタイムで走れなかったらどうしよう。
そんな不安で余裕のない毎日をわざわざ選ぶ必要はないのです。
自分にもちゃんと問いました。大会に出ないことで、チャレンジから逃げてはいないだろうか。もっとできるはずなのに、もっと頑張れるはずなのに、って思わないだろうか。
「頑張り過ぎたんだよね。今まで。」
その答えを自分に出せたことが、今のわたしの成長です。
運動をすることで逆に無理をして身体を壊すことを学んだ今、わたしはどのようにランニングに想いをはせて日々走っているのか、続きのブログも読んで頂けるとうれしいです↓
いつも最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
では、また。