みなさん、こんにちは!
ランニングなどのスポーツをされているなら、体幹を強化したいですよね。
筋トレといえば、ジムで高重量のスクワットやダンベルトレーニングなどをしている方も多いと思います。
実は、スポーツに有効な筋肉を育てるためには、重い・強い力でトレーニングするよりも、紙風船を使ってじわじわトレーニングする方が、体幹強化には効果的であることがわかりました。
ハンマー投げ選手の室伏 広治(むろふし こうじ)さんが推奨されるトレーニング。
プロ選手が多く導入していますので、ぜひご覧ください。
紙風船トレーニング
ハンマー投げ選手で、現在スポーツ庁長官をされている室伏 広治さん。
様々な運動の研究をされています。
室伏さんの研究結果によると、強い力を使ったトレーニングよりも紙風船を使ったトレーニングのほうがスポーツに重要な筋肉に効くというのです。
①両手を胸の前で合わせて、強い力を入れる
写真のように物を持たなくても、合掌のように手と手を合わせるだけでもOK。
どこの筋肉に力が入りましたか?
腕や胸に、強い力が働いたと思います。
②紙風船をつぶさないように持って、力を入れる
紙風船がないと思うので、空気ボールを持っている気持ちでOK。
どこに力が入りましたか?
お腹じゃないですか?お腹と脇の下あたりも。
これが体幹を鍛えているということ。
スポーツ選手にとって重要な筋肉である体幹部が強化され、胸(大胸筋)や首(僧帽筋の上部)には逆に静まり肩が下りているはずです。
背中も同時に、鍛えられています。
プロも取り入れているトレーニング
ボストン・レッドソックスの吉田 正尚選手。
腰の怪我による引退危機を救ったのが、室伏選手の紙風船トレーニングです。
ハンマー投げや野球もそうですが、力がいるスポーツは高重量を扱うウエイトトレーニングが重視されます。
高重量を扱うということは、腰に多くの負担がかかり、長年するには無理があったようです。
そこで紙風船トレーニングを導入することで、怪我のリスクをゼロまで減らしながら、体幹部の強化を可能にしました。
わたしたちランナーが取り入れるなら、紙風船を手に持った状態でスクワットをすると体幹部だけでなく、足も同時に鍛えることができます。
紙風船をつぶさないように意識することが、ポイントです。
詳しい研究結果はこちらをご覧ください。
お時間があれば、TVerの動画もとても参考になります。
配信終了になる前に、お早目にご覧ください。
TVerで学ぶ!最強の時間割
使えなかったわたしの筋肉
わたしはジムに通いはじめて、8年半くらいです。
マシンやダンベルを使ってコツコツ重量を増やし、身体も筋肉量が大幅にアップしました。
けれど、ランニングでは膝を故障しました。
また、太極拳ではわたしの長年鍛えた筋肉は、全く使いものになりませんでした。
まず、片足立ちが全然できなかった。
見た目の筋肉は増えても、中の筋肉である体幹は全然強化されていなかったんです。
例えば、これは太極拳の技のひとつです。
わたしは昔から身体が柔らかいので、180度開脚ができました。
それでも、この形はなかなかできなかった。
深く身体を落とすのは柔軟ではなく、体幹なんです。
体幹がなければ真っすぐ身体をキープできないので、倒れます。
ランニングも、体幹がとても重要。
お腹の中の筋肉が使えていないと、身体の軸が安定していないので、どうしても左右アンバランスになってしまう。
身体の中心で走る感覚がなければ、身体が傾いて膝に影響します。
高重量トレーニングをやめて、自重トレーニングメインで体幹を強くしたわたしは、長く走っても膝が痛くなることがなくなりました。
やっぱり体幹ってとても重要。
ぜひ、室伏さんの紙風船トレーニングからやってみてください。
お腹の芯から力が入って強くなれますよ。
では、また。
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