2023年11月19日、無事に神戸マラソンを完走することができました。
読者のみなさん、心から応援ありがとうございました♪
ホッとした気持ちで今ブログを書いています。
今年はお天気に恵まれ、ランナーにとって最高の大会となりました。
みなさん個々に素晴らしいドラマを経験されたと思います。
わたしは4年ぶり、3回目のフルマラソンでした。
4時間44分走り続けて感じたこと、どうぞお付き合いください。
神戸マラソン2023完走しました!
わたしはフルマラソン(42.195km)は今回3回目です。
まず先に完走記録から。
4年ぶりのフルマラソンですが、目標の5時間をきれました。
前回よりも少し遅いタイムではありますが、大満足!すごく頑張れました。
<神戸マラソン2023>
グロス4:47:45
ネット4:43:58
わたしのガーミン記録では、4時間44分ピッタリ!
あとで見てびっくりしました。
444はエンジェルナンバーという超ラッキーなゾロ目で、幸運が舞い降りてくるそうです。
ちなみに、走る前にチェックしたガーミンの予想タイムが4時間44分と出ていて、ピッタリ予想100%的中!
2023年11月19日 当日レビュー
マラソン大会の前日はなんとか寝れたけど、緊張からストレスがかなりかかった睡眠。
朝はいつものオートミールバナナを作ったけど食べる気にならず、お餅をふたつ食べて出発。
わたしは神戸市内で家が近いため、毎回ギリギリに会場に行きます。
8時に三ノ宮(ギリギリすぎた?笑)、荷物を預けるため「みなとのもり公園」に8時15分に到着。
服を脱いでカッパを着て、シューズの写真を撮ってたら「5分前~はやく荷物預けてくださ~い!」
いつもスマホは持って走らないので、慌ててインスタアップしてギリギリセーフ。
あ~!ウェアの色とか、何も書かなかった~!!!
と思いながら、トイレを済ませて、さらにバナナやジェルを飲んで無事整列。
大会ゲストの有森裕子さんの声が聞こえてきて、急に
「ふぉーーーーーーーーーー!!!!」と叫んだから、びっくり!!!!
毎回あんな雄叫び上げてたかな~?面白すぎるw
何回も「ふぉーーーーーーーーーー!!!!」が聞こえてきて、素敵すぎて大好き。
スタート前にあんな爆笑すると思わなくて、一気に元気でた~
わたしはテレビに映りたいから毎回右側に並んでたのに、今回テレビが左側Σ(゚д゚lll)ガーン
しかもスマホがないので何も写真が撮れず、わたしブロガーなのにやってしまった…。
写真が一切ありません、文字のみですみません。
気を取り直して、第2ウェーブ9:15スタート!
前回まわりにまどわされて、はじめの1キロをキロ5で走っちゃったので、今回は絶対まわりにつられるものかと、ガーミンにらめっこしてキロ6分弱キープで5キロまで進む。
早速、5キロ地点で歩く人が出現。まだ先は長い。
黄色い手袋は暑くなってきたので片手だけゴミ箱に捨てて、ひとつはポケットに汗拭きタオルとして利用、水飲むときも手が濡れるので手袋で拭いて意外と使える!
いつも人間ウォッチングを楽しむんだけど、特にずっと視界に入るおじさんミニーちゃん。
てっぺん禿げてる上からミニーちゃんカチューシャ、赤いフリフリスカート。
同じペースなので全然離れられない。どうしてもガン見してしまう。
須磨浦公園前で「ん~やってみよう!」って声が聞こえて、横見たら反対側にランナー界のアイドル三津家さんが叫んでた。
彼のおかげでマラソン大会が最高に盛り上がっていることは間違いなくて、今年もきてくれてありがとう。
きっと三津家さんみたら、みんな「きゃ~!」ってテンション上がると思うんだけど、わたしは(フルマラソンで何回あの言葉を言うのかカウントしてほしいな~)とかどうでもいいことを思いながら進む。
友達見つけてパワーもらいながらキロ6’20’’前後でどんどん進む。
20キロすぎても全然しんどくなくて、スピードも楽。
練習って本当に裏切らない。猛暑と貧血のダブルパンチで全然走れなかったし、のろのろだったけど、それでもコツコツ走った成果は確かにあった。
あのつらい練習を思い返すとすぐ涙出るから、無心で走る。
30キロくらいから段々ペースが落ちてきて、時々キロ7になってきた。
ランナーのリタイア組も出てきて、沿道で苦しそうにする人や車イスを運ぶスタッフも出てきた。
もう5時間切りは確定なので、欲は出さない。今を楽しむことに集中して、笑顔で走った。
ゼッケンは沿道の子どもも読めるように「ゆみ」としたので、小学生や幼稚園くらいの子も名前読んでくれて、すごくすごくうれしかった。
学生やおじさんも「ゆみ~ゆみ!がんばれ!」呼び捨てww
日本でこんなに呼び捨てされたのは最初で最後かもしれない(笑)
応援の方と距離がすごく縮まって、面白すぎのパワーもらえて。1,000円の名前入りゼッケン安すぎるくらい価値あって、チャリティなのでさらによい。
おばさんや女性はみんな「ゆみちゃん、ゆみさん!」って叫んでくれて、しかも可愛いとか、カッコいいまでつけて。優しい、やる気でる。
今回ウェアをNikeのピンクにしたのは理由がある。
今年は猛暑だったから夕方とか夜ランがすごく多かったんだけど、一度夜に車に追っかけられた恐怖体験があって、そこから夜はおじさんウェア風を徹底して走ってきた。
キラキラ感一切禁止、半パン禁止、オール黒、夜でもキャップ。
マラソン大会くらい女子っぽい感じにしてみたかったという、ただの反動です(笑)
30キロ以降は身体の動く範囲でペースを気にせず進みながら、家族にも無事再会でき、ご近所さんや友達にも確実に会うことができた。
36キロ地点、旧姓で叫ばれて振り返ったら、まさか!びっくりうれしすぎ。
小学生からの幼なじみがサプライズで応援に来てくれた!
彼女は超マラソンランナーで、唯一彼女にだけ「足いたいよ~」って弱音をこぼした。
最後の浜手バイパス、わたしは坂道が得意なので問題なくスピードアップして走れる。
あと少しでゴールできるという想いで急に涙が溢れそうになって、ぐっとこらえた。
浜手バイパス上がって、もう一回坂道あるからね!と直前にランナー先輩に言われたことを思い出し、それもクリア、さらに神戸大橋をかけ上って長い長い道をあと少し。
神戸大橋からみる神戸の海がキラキラしてて、このマラソン大会で初めて景色を眺めたように思う。
いつも走っている道だし、見慣れた神戸。
応援の人がいるだけで全然違う景色に見えて、神戸の街並みは全く視野に入らず、応援の人しか見えなかった。それだけ応援が多くて素晴らしかったということ。
足の疲労で歩幅が出なくなってきたから作戦変更、歩幅小さめでチマチマ速い回転にしてラスト1キロ全力で飛ばした。
ジムのベテランおじいのアドバイス。
「ペースや時間は気にしないでゆっくり走って、最後ゴール時だけ全力で走ってたくさん抜く!」
これをやり遂げたかったので、1キロだけ頑張る。
6’32’’まで上がってきたので、最後6’00’’で一直線ダッシュ。
ゴール手前で、有森裕子さんがすごい笑顔でハイタッチ待ちしてる!
どこまでパワフルなん!有森さん叫んでないのに「ふぉーーーーーーーーーー!!!!」が耳鳴りする。
ハイタッチ、コロナ禍でできなくなったことのひとつ。
出来てよかった、ありがとう。
お決まりの両手ガッツポーズでゴール!!!
42キロも走らせてくれて、ありがとう。
完走して思うこと
今回の長いマラソン旅、楽しいよりも、うれしいばっかりでした。
わたしが走ることでランニングに興味を持ってくれる人が増えたり、応援する楽しさを知ったと言ってくれたり、誰かの役に立てたことがとてもうれしかった。
でも、いつもそうだけど、わたしが誰かのためにしたいと思ったことは、わたしのほうが多くを受け取っていて。
ブログもその一つで、マラソンに挑戦する誰かの役にたったらいいなと書いているわけだけれど、たくさんの人に読んでもらっていることがすごくうれしかった。
読者数がわたしに勇気と頑張りを与えてくれたし、練習の日々がつらくてたまらなかったことも含め、挑戦して走って、書き続けてきてよかったと思えるんです。
みなさん、ありがとうございます。
今回、わたしの娘が学生ボランティアとして、神戸マラソンに参加してくれました。
給食の担当をしてくれたのですが、そこまでは気を抜かず走りきろうと誓ったし、実際にとても忙しかったようで必死になってボランティアをしている娘の姿に感動しました。
わたしが声をかけると、大きな声で「ママ~!!!」って呼んでくれて、まわりの同じボランティアの友達が全員びっくり(笑)
友達が「ママかわいい~!」って言ってくれたのをしっかり聞いて、よくできた子供たちだと思いながら(笑)
親子で参加できるとは思っていなかったので、やっぱり今年走ることになった運命みたいなものがあったんだろうと感じます。
「パパじゃなくてママが走るの?」ってよく言われるようですが、女性ランナーがすごく少ないのは体力がいることもあるし、ママは走る時間を取るのが難しい。
わたしと同じ年代の男性が走ったりジムで筋トレしても何も言われないのに、女性がジムに通ったりマラソン大会に出ると必ず「時間があっていいわね~」って言われる。
まるで遊んでいるような言い方をされることもある。
わたしは自分がとても努力して今を過ごしていることを認めているから、何を言われても特に言い返すこともないし流せるけれど、他の人が同じように言われていたとしたら、とても悲しいしモヤモヤします。
走っている女性は、影にすごい努力あってこそだとわたし自身が身をもって実感しているから。
言う人が女性の場合は、好きなことに時間が使えていなくて余裕がないからであって、決して嫌味が言いたいわけじゃない。
まわりの協力、家族の支えあってこそはもちろん、挑戦してもいいという自分の価値観も変えていかないといけない。
母であっても、自分の好きな時間を過ごしていいし、好きなことをしていいんだって。
世の中の価値観を少しでも変えていくためには、実際に母が堂々と走ったり挑戦することだと思っていて。
娘や娘の友達が目にしたわたしの姿を通して、何歳でも女性でも母でもフルマラソン走れるんだって知ってほしい。
可能性は無限にあって、諦めなければできるってことを。
今回の神戸マラソンの男女比率は、男性が80・4%、女性が19・6%
男性ばっかりじゃなくて、女性もいっぱい走るマラソン大会に、世の中に、なっていってほしい。
そんな未来を想像しながら、達成感でいっぱいな「今」を過ごしています。
長文を読む機会って年々減っているのかもしれないけれど、こんなにたくさん読んでくださってありがとうございます。
では、また。
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