ランニング女子で、夜に走るのが好きな人もいるかと思います。
仕事などの時間の都合上、夜しか走れない人もいるでしょう。
しかし、いくら日本が安全といっても女性がひとりで夜出歩くのは、やっぱり危険が伴います。
わたしも夜ランが大好きなひとり。
夜は注意深くランニングをしているので察知能力は高いと思いますが、それでも昨夜怖い目にあいました。
女性ランナーさんで夜走ることがあるなら、ぜひ読んでもらいたいです。
「わたしは大丈夫」ではない。
自分が気をつけていても、敵は向こうからやってくる。
車に追っかけられた怖い話
今年は猛暑なので夕方でも30℃近くあり、20時を過ぎて少し暑さがマシになってきたかな?と走りに出ることにしました。
わたしは今貧血があるので、走れても2キロか3キロ。
20時過ぎていたけれど、30分以内に帰宅するので大丈夫だと思いひとりで行きました。
毎回夜走りに行く時は、家族にどこをどのくらい走るか報告してから出かけます。
昨夜は、いつもと違ってゆっくりなら走れるようになっていると気付きました。
貧血のお薬の効果が出てきたのか、涼しかったからか、一度も止まることなく5キロも走れました。
ゆっくりランニングを40分。そこから締めに太極拳をして、トレーニングは終了。
そこから少しの距離を歩きながら、帰宅している時のこと。
ランニング中は人がいる場所を選ぶんですが、帰宅中の道は誰もいなかった。
21時になってしまったけど、街灯で明るいし、夏だし、怖いイメージはなかったんです。
ただ、わたしは貧血で少しでも楽に走りたいという気持ちから、半袖半パンという露出度が高いウェアを着ていました。
すると、急に数メートル先に白いワゴン車が停まりました。
誰か出てくるのかと思ったけれど、誰も出てこないし、車もずっと停まっている。
嫌な予感がしたんです。
その横を通るのは危険だと思ったので、それ以上わたしは進まず来た道を戻ることにしたんです。
違う道から遠回りして帰ろうと。
わたしが急に引き返したからか、ワゴン車が急に発進し、そのタイミングが余計に怖くなりました。
そのままワゴン車は真っすぐ進んだのでよかった、と安心したのもつかの間。
すごい勢いでUターンしてこちらに向かってきました。
こ、こわい!!!!
貧血を忘れるほど、ダッシュで逃げました。
ひとり逃走中状態!とか冗談を言っている場合でもなく、怖い。
すぐに建物の影に隠れて、ワゴン車が過ぎるのを待ちました。
また発見されては困るので、裏道ダッシュで無事帰宅。
車のナンバーを覚えられなかったので、警察には相談せず。
今回の事件は、完全にわたしの落ち度です。
夜に軽装でひとりで走っていたのですから。
もっとおじさんみたいな恰好していたら、こんなことにはならなかった。
20時過ぎてひとりで走ってはいけない。
「油断していないつもり」が一番怖い。大反省です。
ひとり夜ランが好きなのでどうしようか
以前、女性が夜ランで気をつけることについて、ブログを書きました。
わたしはランニング関係なく、ストーカーや変な人に絡まれることが多かったため、日頃から危機感を持っているタイプです。
本来なら「夜ランをひとりですべきではない!」とわかっているんですが、夜走ることがすごく好きなんです。
静寂な中を無音で走る心地よさだったり、月や星を眺めながら地球を感じる幸福感だったり。
夜ランは、わたしにとって最高のマインドフルネス(今を感じること)です。
走る時間は夜でも早め、明るい場所、お年寄りの散歩やランナーさんが運動している公園など、場所を慎重に選んで走ってきました。
特に今年の夏は猛暑すぎて、夕方はまだ暑い。
だからといっても、20時21時という時間帯を甘くみていたのが大失敗です。
わたしが今回の怖い経験をして、夜ランに徹底することを再度決めました。
ユミの夜ラン4か条
①20時までに必ず帰宅
冬はもっと早く19時など、季節によってもっと早く帰宅すること。
②毎回ランニングコースを変える
同じコースは人に覚えられやすいので、毎回違う道や違うルートにすること。
③おじさん風のウェアにする
遠目で女性だとできるだけわからないようにする。
髪はくくってキャップに入れたり、黒いダボっとしたウェアにしたり、キラキラランナー感を一ミリも出さずに走る。
↑夜は半袖・半パンの露出は厳禁!
④ガーミン援助要請の仕方を把握する
ランニングウォッチの機能である「援助要請」を設定しています。
ボタンを押すと、夫に緊急連絡が自動的に行くようになっています。
押している頃にはもう遅いかもしれないけれど、なにか危ないことに巻き込まれたことくらいは伝えられます。
わたしはガーミン745です。
ボタンを長押し→押す
簡単なんですが、定期的にボタンを押す練習をしておかないと忘れそうです。
パニックだったらスマホも操作できないだろうし、怖い時は大きな声が出せないそうです。
ガーミンなどお持ちでない方は、引っ張るだけの「防犯ブザー」が簡単で効果があります。
ランニング用に、腕につけるタイプもあります。
女性だからと諦めない
「女性が夜走って、危険な目にあいました」
という内容を書くと、女性ばっかり嫌な思いをして!と腹立たしく思われる方もいるかもしれません。
もちろん痴漢や性被害に合うのは、圧倒的に女性が多いです。
先日DJの女性が露出した衣装でイベントに出ていて、痴漢をされて炎上していましたが、もちろんそんなことをした男性がいけないのは当たり前。
しかし、被害に合わないためにできることがあったはず。
女性が被害にあわないために、どうすればいいのか。
自分を守るのは自分しかいないと覚悟を持つのは、誰でもなく自分自身です。
軽装で夜に走ったわたしの落ち度、もっと危機感を持つべきなのは、わたし。
なにか事件が起きてからでは、取り返しがつきません。
今回のことは家族や知人と情報を共有して、自分を守ることの意味を再確認しました。
しかし「怖いから夜は絶対外に出ません」と自分の好きを女性だから諦めるのは、違うと思うのです。
きちんとできる対策をして、時には家族と一緒に走って、まわりの協力を得ながら好きな夜ランを楽しんでもいい。
ランナーのみなさんも、ぜひ自分を守る方法を今一度考えてみて下さい。
では、また。
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