甘いものを少しだけ食べて終わりたいのに、すぐに口が寂しくなって、また食べてしまう。
まるで「甘いもの中毒」のように。
この無限ループから抜けられない時、ありますよね。
なぜ甘いものを適量で我慢できずに、たくさん食べてしまうのか。
意外なところから気付く、甘いもの食べ過ぎ対策をご紹介します。
なぜ甘いものが止まらないのか?
まず、よくダイエットで勘違いすることがこちら。
「空腹」を我慢すれば痩せられる
空腹状態はあなたを不機嫌にして疲れさせ、日々の活動を大きく低下させます。
空腹を我慢すべきではないのです。
では、なぜ食べても空腹を感じるのか。
意外な理由は‥
ある特定の栄養素が足りていない可能性がある
ある栄養素が足りていないと、甘いものを欲することがあります。
あなたが甘いものを我慢できない場合、努力が足りないわけでも、意思が弱いからでもないのです。
甘いものを欲するのは○○が足りていないから
甘いものを異常に欲してしまう場合、主にふたつの栄養素が足りていない場合によくおこります。
①鉄分
女性は鉄分不足による貧血の割合が40%と言われています。
特に月経のある20代~40代の女性の約65%が「貧血(鉄欠乏性)」もしくは「かくれ貧血」と言われています。また、女性は必要量の6割ほどしか鉄分を摂取していないそうです。
ランニングなどのスポーツをしている方は、発汗により鉄が流出するので、特に積極的に鉄分を摂取する必要があります。
貧血気味の人がチョコレートなどの甘いものを欲する理由は、鉄が必要だと身体が訴えているからです。
チョコレートに含まれるカカオには、「鉄」をはじめカリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅などといったミネラルがバランス良く含まれています。
また、鉄だけでなくマグネシウムが不足している方もチョコレートを好む傾向にあります。
不足している栄養素を身体は自然と求めているんですね。
貧血気味だと自覚症状がある場合は、まず病院で血液検査をしてもらうこと。
サプリメントもありますが、病院で処方される鉄剤が一番早く効果が出ます。
わたしは過去に重度の鉄欠乏症貧血でした。
現在は検査を定期的にしていますが、数値は大丈夫。でも、ランナーですし健康維持のために鉄剤のサプリメントを継続して摂取しています。
②たんぱく質
たんぱく質を取ると、満腹感が発動されます。
甘いものが大好きで、毎日何かしらの甘いものを食べています。
友人に、本当にやめたほうがいいよ!って叱られたこともあるくらい。
今は甘いものを食べるために、筋トレして走っているようなもの。
以前、体調を壊したときに、病院の先生がわたしに言ってくださったことがあります。
「ストレスを溜めないこと、甘いものでも食べてゆっくりしていいのよ」って。
甘いものってダイエットの悪のような存在ですが、幸せホルモンと呼ばれる「エンドルフィン」という物質をだしてストレスを和らげてくれます。
大量に食べるのはよくないにしても、適量なら先生も勧めてくださったように、つらい時は頼っていいんじゃないかとわたしも思うのです。
家事や子育てが一段落ついたときに、少しチョコレートを食べたりするとホッとします。
仕事で多忙すぎてストレスマックスの時は、クレープを夜な夜な作って食べていました。
甘いものはいつもわたしの機嫌を取ってくれていたのです。
食べ過ぎるほどストレス過多なら、まずプロテインでお腹を満たしてから甘いものを。
普段の毎日では、食後に少し甘いものを。
そんな感じで、甘いものを完全にやめずに上手く取り入れながら楽しめるといいですね。
では、また。