健康ブームの影響もあって、筋膜リリースという言葉をよく聞くようになりました。
ストレッチするためのアイテム、マッサージボール・マッサージガンなども主流となり、一家にひとつ何かしらのマッサージ道具があるのではないでしょうか。
身体のケアをしようと思う人って、真面目な人が多いこともあり、やりすぎる傾向があります。実際にやればやるほど、身体がだるくなる経験がありませんか?
今日は筋膜リリースの注意点をご紹介すると共に、だるさについても考察します。
筋膜リリースはやりすぎると毒
筋膜とは筋肉をガーゼのような網目状のものでおおっているもので、筋膜の繊維がしわになっていたり、ねじれているところをほぐすこと(リリース)で、筋膜が正常になります。
簡単にいうと
全身がスパイダーマンのように膜で覆われていて、そのアミアミがねじれているところを正しく治すことが、筋膜リリース。
もしスパイダーマンのアミアミスーツが、引っ張ってのびのびだったら?!
こんな機敏に建物を登っていけないですよね。
筋膜リリースをし過ぎるということは、アミアミスーツを伸ばしてしまっていることと同じなんです。
身体にフィットしないから、身体がだるくなるってこと。
筋膜リリースをしてスッキリするけれど、その後や翌日だるさが残る場合は、やり方を見直してみましょう。
筋膜リリースはどのくらいが適正?
パーソナルトレーナーさんの指導によると、
1部位につき、20秒くらいまで
これ以上の時間、筋膜を刺激するとゆるみ過ぎになります。
ただし、ポイントがあります。
ストレッチポールやボールでコロコロするとき、マッサージガンの場合は1部位20秒まで。
マッサージボールで1部位に当てて沈むように圧をかける場合は、60秒くらいOKです。
頻度は運動量などによって変わってきます。
頻繁に運動している方は毎日してもいいし、2~3日に一度でもOKです。
無理せず継続が一番大事です。
わたしは毎日のように運動しているので、ジムでストレッチポールを使って全身筋膜リリースを週3日、その他の日は家でマッサージガンを使って気持ちの良い程度の軽めにしています。
筋膜リリースのやり方とマッサージガンについては、こちらの記事を↓
身体がだるい時、わたしが考えるポイント
身体がだるくなると、どれに当たるか自分で考えてみて、当てはまりそうなポイントに沿って対処しています。
①季節の変わり目
春から夏にかけて、急に暑くなるタイミングで身体がしんどくなります。
対策としては、暑さになれる努力をすること。
身体が気温に順応していないことが原因なので、びっくりするほどランニングができなくなります。
そんなときは無理のない程度に暑い場所で身体を慣れさせます。わざわざ暑い場所で少し読書したり、スピードは出さずにゆっくり1時間走をしてみたり。
②鉄欠乏症貧血を疑う
ランナーに多い、鉄分不足からくる貧血。わたしは学生時代に重度の鉄欠乏症貧血でした。
その経験があるので、今でも身体がだるいときは貧血気味ではないか注意しています。
めまいやふらつきがある場合は、内科で血液検査をしてもらいます。
③休めていない
運動が好きなので夢中になりすぎて、オーバートレーニングでヘトヘトになります。
そこに家事・育児もちゃんとしないと気がすまないタイプなので、追い込まれて大変なことに。
しっかり身体に影響がきて、だるくて何も手につかなくなっては本末転倒です。
運動を減らす、睡眠をしっかりとる、家事を手抜きする!(笑)
また休むというのは、身体だけではなく心も同様です。
SNSを休む、心がざわつくニュースを見ない、誰かと直接話をするなど。
まとめ
健康のためにすることが、かえって毒になるケースは多々あります。
なにごとも「適度に」やり過ぎはダメだということですね。
日々暑さが増しますので、みなさんもどうぞご自愛ください。
では、また明日。